分人民主主義
個人(individual)と対比し、分人(dividual)を基盤とする民主主義。
伝播委任投票システム(Propagational Proxy Voting System)を通して実現される。
Divicracyと呼ばれる。
目的
現在の民主主義の複雑に階層化された構造は、意思決定の透明性の排除、関係の硬直化が起こることも多い。情報技術の力を使い、制度的硬直性を解消することはできないか
Carl Schmittの言う「敵と味方を区別する」という政治的側面は、強固なメンバーシップ性を採った膜としてのサイドエフェクトであるが、現在の政治体制では敵と味方との区別が目的化し、「保身と出世のために無意味な政治闘争が行われる」。なめらかな政治システムを実現することで、この非効率性を排除することはできないか https://gyazo.com/d3486959d086771cb8dc8b9420a34a8d
伝播委任投票システム
階層化したシステムをネットワークグラフとして一般化することで、さまざまな政治システムを理論的に可能にする。
グラフのノードとして、有権者(voter)と提案(option)があり、有権者は自分の票を任意の有権者や提案に分けることができる。ここで分人としての機能が実現する。
グラフはsparseな行列として管理される。(PICSYの評価行列よりもsparse) オンライン投票の参加率は極めて低いため、デフォルトとしてSNSのソーシャルグラフなどからある程度自動的に委任関係を作り出す必要がある。ただ、この方法的差異によって民主主義的決定が大きく変わってしまうのはいかがなものか。natsuozawa.icon
ある程度、成田悠介が提唱する自動的政策決定とcompatibleである 再投票を適正に評価し、エンゲージメントを実現しないと制度の更なる硬直性に繋がる恐れがある
秘密投票の原則が破られてしまう