yamachiさん
略歴
放送技術課、料金サービス課、電波政策課などを渡り歩く
2022年〜 デジタル庁出向。法制事務デジタル化、政府情報システムの標準ガイドライン群の整備など 面談
2023-08-08に対面で面談
2024-01-09に対面で面談
Topics
法律のバージョン管理はただのgitのようなバージョン管理では不十分
コードと同じように、複数の状態が存在しそれを異なる用途に向けて参照する必要がある
検察官や裁判所は事件が起きていた時に施行されていたバージョンを見る
gitのtagや過去ブランチに似ているnatsuozawa.icon
行政官(行政手続きを実行する人)や企業、国民は現在施行されているバージョンを見る
gitのmaster(main)ブランチに似ているnatsuozawa.icon
少し先の企画をしている人は公布されたが施行されていないバージョンを見ている
gitのstagingやdevelopブランチに似ているnatsuozawa.icon
ややこしいのは、公布された法律によって施行する日が明確に決まっていないものが多い
政令で施行する場合など
こうすると、stagingやdevelopのブランチではなくなるnatsuozawa.icon
何個もApproveされたpull request branchがある状態natsuozawa.icon
法律を公布するときは現在施行されているバージョンからブランチを切っていると認識して良い??natsuozawa.icon
ただし、実際の施行順序で法律の内容が変わる時がある
政策を作る人は色々な未来のバージョンを想定してコンフリクトが起きないように作っているが、これが難しい
民間業者が出版する未来のバージョンをもとに作っている
Mergeをするプロセスは自然言語で書かれているが、解釈の余地が内容に書かれている
2次元なバージョン管理をする必要が出てくるかもしれない
ここはわかったつもりだったがわからないので詳しく聞きたいnatsuozawa.icon
普通に全パターン将来予想のブランチを別に作れば良いのでは?ソフトウェアエンジニアリングでもこれくらいのことは想定していると思うnatsuozawa.icon
より理論的・哲学的なアプローチをとっている
デジタル産業の競争とその欠如について
公共調達や民間企業における類似したプロセスにおいて、過去のプロジェクトの評価が1か0で、技術的・プロセス的に優れていることが競争優位性になっていない
組織力・官僚的企画力が必要で、新規参入が難しい
コンサルティングファームはうまくやっているものの、技術力に焦点をおいていない
どこも契約を取れればコストを抑えようという心理にかられるnatsuozawa.icon