信頼貯金
貯めにくく, 失いやすい
在宅勤務で失われた信頼をどうすれば再構築できるのか ・自動的に信頼するタイプは、少なくとも一定の信頼感を持って新たな人間関係にアプローチすることをデフォルトとし、信頼を損なうような出来事が起きない限り、まずは相手を信用する。よく確かめずに信頼するのではなく、知らない時には好意的に解釈しようとするのが特徴である。信頼を築くための手がかりがほとんどない場合には、そこから受ける影響は最小限で済む。信頼を損なう行為があれば、自己イメージへの挑戦と見なされ、より深刻で長期的な反発が誘発される。
・エビデンスに基づいて信頼するタイプは、相手を信用しないところから新たな人間関係にアプローチすることをデフォルトとし、相手が信用に値することを証明されるまでは、自分をリスクにさらさないようにする。エビデンスを見つける機会がないというリモートワークの性質から、バーチャル環境で信頼を築くことは相当難しくなる。累積されたエビデンスに基づいて、いったん信頼が構築されると、エビデンスを無効にしたり取り消したりできるのは、信頼を大きく裏切るような行為に限られる。