NFJ販売のスピーカー・ユニット
#スピーカー #自作スピーカー
(以下、日記として掲載しているが、掲載順は内容に応じて適宜)
#日記 #2023年 #3月25日 2023年3月-25 17:9
円安で、海外の優れたユニットを(直輸入などを使って)安く買うことが難しくなった。そのような状況でも、低価格でユニットを提供してくれるNFJはありがたいと思う。(と、大事なことを書き忘れたので、追記) 
Thiele Small (TS)パラメータが分からないので、ノウハウのない私には、良い箱が見つかるかどうかは運任せなのだけど、それを楽しめるのも、安価だから。(Dayton Audio DATS V3のようなTSパラメータ推定ツールを使えば、VasやMmsを含むTSパラメータをある程度の精度で推定できるようだ。)
よさげなユニットを入手して、それが当たりだと、にんまりしてしまいます。
#日記 #2023年 #2月14日 2023年2月-14 22:23
スピーカーの自作に関心を持ったので、NFJが販売している小型で低額のユニットを、いろんなエンクロージャーに載せて、いずれは、エンクロージャ設計に活かそうと思っている。
NFJのユニット販売の特徴
良い点
ラインアップが豊富
手持ちのエンクロージャに適合する開口径サイズのユニットを探しやすい
ユニット名に、エンクロージャの開口サイズが記載されており、写真にネジ取り付け位置などの各種サイズを記入してあるのが良い。
ディスコン品の情報が消去されずに残っているので、後で参照できる(後述の諸注意のスペックにも関連)
ユーザレビューが参考になる
諸注意
スポット入手品が多く、安定供給を期待できない
独自の流通ルートで入手したユニットを扱っており、他店で入手できるようなユニットを扱っていない
安いものばかりとは限らない
取り付けの難しいものがある
スペック(Qtsとか、F0とか)が書かれていない
商品説明にどんな箱が適すか説明が添えられていることが多いので、そちらを参考にする
購入してからのお楽しみ、という販売コンセプト。
そんなにたくさん買ったわけではないが、個人的に、買って良かったと思っているのは、後述する「訳あり特価」の4インチ・ユニット。PLS-P830985は、そこまで良くないかなー。
Peerless PLS-P830985 (NFJでは終売)
コストパフォーマンスは高くない?
私の購入当時は1個3500円。一定の評価を受けているユニットであることを考慮すれば、決して高い訳ではないが、以前に1500円台(?)と半額以下だった頃があったようなので、2000円以下で同等の性能のものがないか探したくなってしまうし、また、8cmや10cmのクラスへと視野を広げると、3500円以下で実力あるユニットも少なくない。
2023.2現在 4000円近くまで値上がりしており、エントリクラスの8cmユニットのCHN519の実売価格3500円を上回る価格となっている。
2024年現在、NFJでは販売されておらず、DigtKeyにて1個2999円以下で販売されている(同時購入数に応じて割引あり)。(2024年4月頃には3100円くらいに値上がり。DigiKeyは5000円以上だと送料無料で、Peerless のユニットの品揃えが良いので、お勧め
エンクロージャ
1L箱
パッシブラジエータつきの箱で、鳴りっぷりが良かった。
小さな箱でそこそこなる点は、MarkaudioのCHN519などに優れる
共立電子のウェブコー用6cmユニット用2L箱
バスレフポートもPLS-P830985に最適化される感じで、ウェブコー以上にフィットしてると思う。
Peerless PLS-P830984 (2024年6月に登場)
PLS-P830985の8Ω版が出た。
マグネットサイズやFsなどは若干の違いあり。
DigiKeyだと少数個では購入できない。発売記念割引(要レビュー)で DigiKeyの PLS-P830985よりほんの僅かに安かったので、クーポンで送料をほぼ相殺できるタイミングで注文した( #2024年 #6月29日 2024年6月-29 17:44)
P830985と同じ共立箱に載せたら、良い感じ( #2024年 #6月30日 2024年6月-30 13:27)
0.3mmケント紙でガスケット作ったら、ばっちり。高音、中高音がよくなった。これまでPLS-P830985をバッフルに直付けしていたけど、ビビってたんだと思う。
訳あり特価 4インチ(10cm) フルレンジ(NFJ4インチ)
私が一番多く持っているフルレンジは10cmユニット。8cm以下の小型ユニットの速さを活かすような音楽を私はあまり聴かないようなので、10cmユニットの中古か格安品の方がバランスよく音楽を楽しめるようだ。その中でも最もコスパが良いと感じたユニットが、このNFJの4インチ・ユニット。
NFJで1個目半額セールをしていた時に購入。エージングの間にどんどんよくなり、想定していた以上の音質になったので、送料無料セールの際にもう1セット追加で買おうとしたら、なんと、売り切れてしまっていた。安価なので、追加で購入していろいろ実験に使い回したいと思っていたのだけど、それはできなさそう。
メインスピーカーのParadigm Premier 200Bに劣らない中高音と低音が特徴で、良い音楽が聴ける。そして、Premier 200Bが苦手な話し声も明瞭に聴けて、他のスピーカーをとっかえひっかえ評価するなんて、時間の無駄じゃないかと思えるほど、好印象のユニット。
高音が若干控え目なので、ツィーターをアドオンしたら、Paradigm Premier 200Bとほんとに遜色なく、一瞬どちらをかけているのか分からなくなる位音質が似てる。
バーチ合板製の4L箱に入れたことも音質の良さに寄与している。MDF箱とは音色が変わり、惚れ惚れとする音になる。(北欧のバーチ合板の製造に使われている接着剤をMDF製造に使ったら、MDFでも同じ音が出ると予想しているのだけど、そんなMDFを安く入手できないだろうか。)
NFJのP1000K互換ユニット第二弾
エンクロージャの入手しやすさ・コスパに優れる
Fostex, PARCの10cm用エンクロージャ(4L〜6L程度)を中古で安価に入手しやすい、という大きなメリットがある。
箱には、8〜10cmのいろんなユニットを載せられるメリットがある。8cmユニット取り付け用のサブバッフルも入手しやすい。
低音がよく出るので、PARCの推奨箱(共振周波数約70Hz)がぴったりと合う感じ。
ネジ取り付け位置、ユニット端子(187型(+)、110型(-)平形端子)が FostexやPARCのユニットと同じなので、Fostex, PARC用に完成されたエンクロージャであれば、「すぐに使える」。(すぐ使えるメリットはほんと大きい。Markaudioのユニットを載せようとすると、ファストン端子の交換ケーブルを用意する必要があり、事前の調査を怠った私は、交換ケーブルを作るために平形のオス端子の手配するついでに、今回のNFJ4インチユニットを購入した経緯アリ。)
1個 1980円とユニットの価格も手頃
P1000Kの実売価格2150円やオントモショップの特価セール(ペア3000円)に対するアドバンテージはないが、セットで4000円なので十分安い(10セット以上買いたい、ということでない限り)。
音質:
以下、エージング開始30時間程度での暫定的な印象(まだまだ解像度向上中なので、更新する予定)
良い点
バランスが良いので、どんなソースを聴いても強い不満を感じない
低音が出る(OM-MF519との差別化ポイント)
女性ボーカルの優しい歌声
こもりやすい男性アナウンサーの声も、かなり明朗に聴こえる(私が良いと思うスピーカーには、話し声が苦手なものが多いので、これも差別化ポイント)
低音が良いので小音量でも聴けるし、音量上げても粗が出ない
いまいちな点(エージング30時間目の暫定結果: 評価変動中)⇒化けます。改善どころか、素晴らしい音に変わります。
解像度、空間再現性が低い
高音がちょっと控え
6LのMDF製の実験用バスレフ箱に入れた。
PARC Audio の DCU-F121推奨箱相当サイズで、バスレフポートは長さ未調整(36x117mm)で、ダクトをエンクロージャの穴に薄いクッションを挟んで仮固定、吸音材も暫定量のみ。
エージング
聴き始め、ボワつきがひどい
2時間もすれば、一応聴けるようになる。
低音が安定して出てくるのは10時間後くらい。
あと、8時間後くらいにエッジのゴムを指で柔らかくする(下記リンク)のも、多少効果あった気がする。
PARC Audio スピーカーエージング法(エッジ編)
24時間を超えると、解像度が上がってきた。
30時間後、少し聴き疲れするようになった気がしてきたので、やはり、高音周りのエージングはまだまだこれから。
40時間後(バーチ合板の4L箱に変更した頃): 解像度がかなりアップして、空間分解能良くなってる。聴き疲れする気がする。
70時間目: 仕事に出ている間、小音量で音楽流しておいたら、聴き疲れすることはなくなったと思う。ただし、夜遅かったので音量小さめ。
85時間目
聴き疲れはしなくなった。が、高音が不足気味なことに気付いた。
空間再現性、フルレンジとしての性能出てる。
音色: 低音から高音(出るところ)まで美しく鳴っているので、高音不足がそれほど不満にならない。
話し声の聴きやすさは変わりなし
100時間
もうあれこれ聴かなくても、10cmユニットはこれでいいかも。
高音が不足気味なので、ツィーターをあわせるのに試行錯誤しても良いかも。まずは、PARCや音工房のスーパーツィーターを試して、NFJさんのツィーター(いくつか寝かせてます)も聴いてみようと思う。それだけで1年遊べそう。
とりあえず音工房のツィーターは1.3μF逆相並列接続で良い感じ(1μFだと高音を補えてない感じなので、NFJ4インチは10kHz以上はかなり弱いのかなーと思う。サイン波とかで聴いてないから、嘘かも知れないけど。)
https://gyazo.com/fa7ca0cbd3f727af4eedbb03b887afd9https://gyazo.com/8c78cfa6a50f5bcbdefdd2cba2590ddc
4500円(ペア)の中古箱(左の写真、6 L、バスレフポートなし, MDF製。右隣は4L箱で、後述する。)に、600円(ペア)で新品バスレフポート(36x117mm)を追加して、4000円(ペア)の当ユニットを載せて、あわせて約9000円也。
定価1万円の完成品と比べて良い音が出ます。かなーりお買い得。
市販スピーカー、たとえば、定価4万円台で中古で2万円クラスの2-wayスピーカーであるPolk Audio Signature Elite ES15(ただし、遠い記憶との比較)より良い、と思ってます。
8cmのフルレンジと比べて低音が圧倒的に良いです。(廉価なOM-MF519に、中高音と分解能は負けるけど)
すべての部品が中古のスピーカーと比較すると、、、(NFJ4インチはユニットとバスレフポートが新品で、箱が中古)
性能優先で、予算1万円を超えても良く、中古市場で辛抱強く待つことができるのであれば、Alpair6Mなどのグレードの高いユニットを載せた中古スピーカー(7 L箱)を合計で2万円以下でゲットでき、2倍近い価格差以上の圧倒的な性能が出るので、オススメ。
テレビ番組や動画の試聴、特に話し声を聴き取りたい、という用途の場合、話し声がこもらず、かつ、音楽も良いというスピーカーに関する情報は少なく、このNFJ4インチはコストパフォーマンスが高いので超オススメ。
NFJにレビューを出そうとしたけど、エージング30時間目で音がかなり変わっている最中で過小評価していたので、保留にした原稿。解像度上がってるので、化けるかも。
6Lのバスレフ箱に入れてみました。小音量でのエージング30時間程度でかなり落ち着いたと思います。低音がしっかり出ており、女性の歌声が優しく聴こえ、人の話し声(特に一部の男性の声)がこもらず聴き取りやすいです。高音、解像度はイマイチですが、(私が持っていた一部の)安価な市販スピーカーに感じるような強い物足りなさを感じなかったので、バランスが良いのだと思います。最初の1台を組みたい、あるいは、BGM用にサブスピーカーを安く組みたい、テレビ番組も再生したい、という場合にオススメできます。
ほんとに化けた!! まだ50時間目なので、レビューしないけど、今の気持ちは下記の通り
6LのMDF製のバスレフ箱に入れて、6畳間でうるさくならない音量でエージングしてました。はじめは、低音出るけど、あとはいまちだな、と思って聴いてましたが、50時間目過ぎた辺りに気付くと解像度が上がっていて、中〜高音も良くなってました。低音から高音までバランス良く出ていて、どんな曲でもいける感じです。また、男性の話し声がほとんどこもらないので、TV番組や動画を流すのも問題ありません。MDF箱とほぼ同じ構造だが小振りのバーチ合板製の4L箱に載せ換えたら、一段と良くなって、感激してます。
もっと広めたい気持ちですが、このユニットの名前がちゃんとつけられていないのが残念。NFJの訳あり特価の4インチでは味気ないですよね?
高音は出ていないので、ツィーターを足したほうが良い。
40時間して、音が良くなったので、バーチ合板の4Lエンクロージャ(上の右側の写真)に載せ換えてみた。
PARC Audio DCU-F121Wに最適化されており、さきほどまでの6Lから4Lにサイズダウンもしているが、
バーチ合板にした効果と思うが、中・高音が良くなった。解像度、全然悪くありません。
バーチ合板は、木材のバーチがいいんじゃなくて、バーチを貼り合わせているフェノール系の接着剤の特性がスピーカーによいらしい。
DCU-F121W(F0=72.4Hz)にバスレフポートが最適化されているが、低音も問題なし。
なんか総合力アップしたと思う。MDFも実験箱ながらバッフル裏の座繰など、作りは’しっかりしていて、6Lの容積があるので、比べなければ良い音がしていたのだけど、バーチ合板にすると一段階グレードアップするのは確かだ。
特にピアノが化けた。よい響きしてる。
バイオリンの響きが素晴らしい。
でも、まだ、聴き疲れはなくなってない。CHN519系ほどひどくは疲れないけれど、CHN519系のように、エージングがさらに進むと疲れなくなると願っています、音質がかなり良くなっている.
同じ箱で、P1000やFF105WKと比較してみようと思う。PARCのは、12cmユニット(DCU-F131W)に満足してるので、10cm(DCU-F121W)は買わない、、、たぶん。
P1000: 1個45時間、もう1個: 21時間エージング中。
低音はP1000Kと同じと思われるが、NFJ4インチとは勝負にならない。解像度は、まあまあ良いのだけど、NFJ4インチの方が良い。全体的にキレが悪い感じです。言うほど悪くないですが、古い音源はボケてしまってダメな感じ。
FF105WK: こちらも解像度が良いが、能率悪い。高音にクセがあり、個人的にはNFJ4インチの方が落ち着く。
超ストローク迫力重低音&フェイズプラグ 10cmフルレンジ(超ストローク4インチ)
上記NFJ4インチが一時的に売り切れになっている間に登場。1個目半額セールで購入。NFJ4インチの販売が再開されていたので、セットで買うかNFJ4インチのみを買うか迷ったが自重して、超ストローク4インチのみを購入した。
2023.5.9 NFJ4インチがGW中に再び売り切れてしまった。これが最後の販売だとしたら残念だが、NFJには、安定供給よりもコスパを期待しているので、いたしかたない。
P1000K互換の取付け位置
開口径: 99.5 mm(バーチ箱) だと足りず、 103mm (黒箱)だと余裕で、100mmか101mmくらい必要な感じ。黒箱に入れた。バスレフポートも未調整のポートにぴったりな感じだ。
所感: 試聴用の6L箱が大きすぎ、かつ、バスレフポートが長すぎて(共振周波数が低すぎ)て、ドンシャリ傾向。高音は良いので、中音を損なわないよう低音を調整してから、試聴する必要あり。というわけで、評価はペンディング。
エージング経過
0時間目
能率がかなり低い。NFJ4インチよりもさらに低い。エージングで変わるものじゃないので、使い方によっては、ここで不合格になるかも知れないが、私は小音量再生なので、全く問題なし。
最初から低音でていて、あと、応答速い気がするが、今後どうなるか。高音は聴きづかれな音が出てる感じだが、最初からワイドレンジで、とても期待してしまう。黒のMDF箱(6L)にぴったりで、大当たりな予感。
15時間目
空間再現性良い。分解能は、まあまあだけど、この時間でこのレベルなら満足。拍子抜けするほど、普通に鳴っている。黒MDF箱の未調整のバスレフポートがちょうどぴったりのようで、低音は用出ている。
いまのところ、音は、NFJ4インチの方が上です。箱も違うし、今、比較する意味はないけど。
30時間目
高音は少し硬い音するかなー。他は柔らかい音なのだけど。
50時間目
エージングの方は良い感じになってきた感じするけど、能率が悪いだけじゃなくて、どんしゃり傾向で中音域がひっこむ。ボーカルの音質は良いと思うから、イコライザで補正するだけで良くなるだろうけど、NFJ4インチとの比較で言えば、NFJ4インチにツィーターを加えたほうが良い音な気がする。
低音は間違いなく良いので、NFJのサイトに書かれていた通り、ウーファーとして2-wayにしてしまってもいいかも。
あー、箱の共振周波数低すぎて、ドンシャリ傾向になってしまったのか。他の箱で試すか、バスレフポート短くしないと。
その他
いろいろフルレンジとツィーターを購入したのだが、まだどれも音を鳴らしてない。。。段ボールでつくる段スピとサークルカッターを買ってあるので、ちょっと手を動かすだけで作れるはずなんだけど。
格安&コスパ抜群 フルレンジスピーカーユニット2.5インチ(61mm) 4Ω/MAX15W(4個ある)
1個370円
強化繊維コーン&ダブルフェライトマグネット フルレンジスピーカーユニット2.5インチ(66mm) 6Ω/MAX10W(4個ある)
1個480円
フルレンジスピーカーユニット2.2インチ(58mm) 4Ω/MAX20W(3個ある)
1個800円
オントモムックのパイオニア・ユニット向けQWT箱に載せる予定
コイズミ無線のSPK AUDIO FR02Cや PARC AudioのDCU-F071も載せる予定
ケブラーコーン 2インチ(50mm)
小型のBluetooth接続のアクティブスピーカーを作るのが目標
Peerless 1.5インチ(40mm)
上のと同じで、小型のBluetooth対応アクティブスピーカーを作るのが目標