2025年5月のスピーカー自作関連トピック
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#日記 #2025年 #5月2日 2025年5月-2 15:30
今年のGWの前半は、部屋の片づけとサイクリング。片づけが進んだおかげで、サイクリングに出かけるのが容易になり、そして、まだ工具類の整理に時間かかりそうだが、スピーカー自作も再開できるようになった。
今年度の自作は、軌道修正して、OM-MF4/MF4-Mica/FR085CU02/03 三昧で、小さなエンクロージャで試行錯誤して経験値上げつつ、その結果をもとにヤマハ9cmとOM-OF101を1セットずつ作る予定。あと、息抜きでAlpair5GとMAOP7の完成品のバスレフを聴きます。
1. キット組立: Bearhorn DB-FR085CU03(B1)
下記工程で組み立てた。
1. バッフルのユニット取付け穴へのM3鬼目ナット埋込み、2. エンクロージャの全接着工程(箱、吸音材)、 3. 配線、4.試聴、5 必要に応じて調整
2.4L@94Hzで、対象ユニットのWavecor FR085CU03 を積むと、低音付近がかなり膨らんでブーミーな設計。しかも、作りやすいように溝が掘ってあって、カスタマイズしにくい構造。ただ、バッフルステップ補償なしなら案外と悪くないかも知れないと思い、実際にどんな音がするのかと思い、ヤフオクでお手頃価格で売られていたのを入手。
ユニット取付け穴にM3鬼目ナット
下穴を4.4mm径のドリルで広げる。バーチ合板なので、表面が割れる。(瞬間接着剤で補強した方が良かったか?)
M3鬼目ナット(Aタイプ)をバッフル裏から打込んだ。軽い力で少しずつ打込み、2〜3回ほど角度をチェック・修正しながらコンコンと数をかけて打込んだ。上下左右のご近所さんには迷惑だろうけど、仕方ない。
表側がざぐってあるので、表側に当て木して、ナットは小槌で直打ちした。
AタイプのM3鬼目ナットは長さも短いだけに、打込んでいる最中に簡単に斜めになるので、苦手。
今回は、直打ちしたが、MDFより板材が硬いので、いつもの4.3mmではなく4.4mmの下穴にして、回数打込んで、角度が斜めになった時に横から軽く叩く、最後の方は板から出っ張ったところを板に打込んで、なるべく垂直になるよう修正したのが良かったかも。いつもであれば、ナットに当て木するのだけど、私の場合、どうも当て木そのものが傾く傾向があるのと、今回は表側の当て木にちょうど良い当て木(座繰り面のみを押さえられるΦ75mmくらいの円盤状の板(ホールソーなどで削り落とした円盤は残すべき)がなくて、細長い角材を縦に当てて、バッフルを手で水平になるよう支える必要があったのとで、鬼目ナットに当て木をしなかったのだが、むしろその方が良かったかも。
結果的にボルトでストレスなくユニットを留めることができたので、外に出しても恥ずかしくない出来でした!
ベルトクランプ
OM-MF5用のダンプドダクトバスレフのリベンジ用に購入しておいたベルトクランプ2種類を比べると、SK11のクランプ(SBC-350, 1390円)よりもNFJのクイック ベルトクランプ(960円)の方が、操作は楽。SK11のはベルトのストッパーが緩みやすく締め上げるのに苦労するが、ベルトはしっかりしていて、うまく締め上げればテンションもかかる。どちらが良いのか微妙、操作に慣れればSK11の方が良いと思うが、実際には、締め上げる際に何度もベルトが緩んで5分以上無駄にした。
最初の1回目に、箱の真ん中をNFJのクランプで締めて、それからSK11で締めてから、NFJのを位置をずらして締め直して、2ヶ所で締めるというのが良さそう。
ちなみに、ダンプドダクトでやらかした失敗は、前と背面のバッフルをはめて直角を出さずに端がねで締めて、外形を歪めてしまった。そこで仕方なく、バッフルの側面をやすりで削って接着したので、隙間から接着剤の響きが出るか、下手するとシールできていない。加えて、ネジ穴が下穴として開いてたと思うのだけど鬼目ナットが正しい位置に納まらず、ボルトを斜めにして無理やりしめてフランジが歪んでしまうのも問題。それでも、ペンキ塗装まで完遂して、良い音してたので、それが今の自作熱継続に貢献。少々のミスにめげずに、最後まで作り込むことが大事だ。
吸音材
スポンジ→キルト芯(ポリエステル): 背面ターミナル側と側面を100均のキルト芯3枚重ね(音質というより耐久性)
ニードルフェルトはそのまま底面とダクト上部の内部フレーム
ユニット裏の半分くらいの面積分の前後バッフル面に吸音材がない、側面も同様で、共鳴音が出そうな気もする。そう思いながら、今回は、スポンジを同サイズのキルト芯に変えただけでまずは作ってみた。
(後述する通り、試聴後、吸音材を追加した)
配線
ターミナル: 付属のものをそのまま使用。たぶん、OMOTOMO MOOK付属品やONTOMO Shop販売のものと同じで、他のWavecor 6cmスピーカーでも使っているので、比較のためにも。
内部ケーブル: ベルデン8470(16GA)
試聴と調整
吸音材、スポンジを勝手にキルト芯(2mm厚)に変えた。側面に吸音材がほとんどないので、定在波がどうか気になったが、問題なし。
やはり、低音盛りすぎ感あり、私がフルレンジでバッフル補正なしの音に慣れすぎているのもあるけれど。
ダクトの共振周波数が高すぎるので、ダクトに木片を挿入して共振周波数を下げたらと良いかと思い、細いMDFの切れ端を挿入したら、予想と違ってスカスカな音になり、木片をとると元気で良い音に感じたので、木片で調整するにしても、ちゃんと木片サイズをダクトに隙間なく収まるようにするとか、よさげな共振周波数をするとかしたほうが良さそう。
周波数については、66Hz, 69Hz, 76Hz, 86Hzくらいはどうか?
フロントダクトなので、木片による調整は今後の課題。今回は後述する通り吸音材による調整に留めた。
ダクトはそのままにして、キルト芯(ポリエステル製、2mm厚)を幅9cm, 長さ13 x 8 =104 (cm)を長さ方向に八つ折りにして、背面下部に詰め込んでみた。素直にバスレフで低音を伸ばすと、FR085CU03の低音は散漫な音質になりがちなのだけど、それと比べて、密度のずっしり詰まった良い低音になり、窮屈さも感じさせない良い音になったと思う。