雑談
大事なので考えまとめといたほうがよさげ
とりとめのない、さまざまの話をすること。また、その話。よもやま話。雑話。ざつだん。
ぞうたん→ゾウダン→ザツダン
「雑談」の表記は平安期の古記録に見いだせるが、日葡辞書に「Zǒtan(ザウタン)」とあり、古くは「ゾウタン」と読まれていたことがわかる。江戸時代中期ごろから「ゾウダン」の読みも出現し、明治になると「ザツダン」と「ゾウダン」が並用された。「ザツダン」が一般化するのは明治中期から末期にかけてである。
@ryuzee: まじこれ / 「パフォーマンスを出していないチームは仕事の話ばかりしていて、パフォーマンスを出しているチームは雑談ばかりしている」 https://gyazo.com/415d34acc0bd97919ca896cb91551da9
2つの「身体」がお互いの「身体」に成り込むことによって、「ひとつのシステム」を形作る関係
身体的なコミュニケーションを成立させるために基本的な役割を果たす
日常的な雑談
昔のことを一緒に懐かしんだり、ある経験を伝え合う
ここでは伝達的な側面は主眼ではない
「同一の感情で共有できること」を確認しあう
お互いの「身体」の同一性を確認しあう行為
雑談とはなにか:現時点での理解
「頭で理解する」から「身体で理解する」へ
事後的に立ち現れる
発話や行為の意味や価値は他者の相互作用の中から事後的に立ち現れる
相手の応答の内容によって、その意味や価値はいくらでも変わりうる
獲得そして共有へ
雑談は以下を得るための接触の場
相互作用で立ち現れる意味や価値
2つの主観である「身体」を同調させながら、2つの身体的な経験を共同主観として獲得していく
日本は村落共同体をはじめとする様々な政治的経験の中で、ヨーロッパ的形態とは異なる形で構成員の中での協同の営みに対する試みが行われてきた 宮本が村の古文書を見せてほしいと頼んだときの村の話し合いがあった
雑談のように見える相談の仕方
「村でとりきめをおこなう場合には、みんなの納得のいくまで何日でもはなしあう」
あるテーマが出された場合、そのテーマの決定のために議論が集中されるのではなく、そのテーマから「話に花が咲く」かのごとく、話題が参加者の関心に基づいて多様に語り合われる
そういう仕方で皆が十分に話し合いに参加して言いたいことを言っていけば、最後には合意に達したという
「話の中にも冷却の時間があって、反対の意見が出ればでたで、しばらくそのままにしておき、そのうち、賛成意見が出ると、また出たままにしておき、それについてみんなが考え合い、最後に最高責任者に決をとらせる」
「せまい村の中で毎日顔をつきあわせていても気まずい思いをすることはすくないであろう」
特徴
1. 自由に語り合うことを重視。テーマに集中するように限定されない
2. 直接的な対立となるような議論の方法をとらない。お互いの経験を出し合って、お互いが他人の意見を冷静に十分考えてみる時間が与えられる
3. 決定が優先されるのではなく、寄り合いに参加した者がみな、参加者として認められ受け入れられることを重視する
4. 一番重視されるのは論理的正しさではなく、共同体構成員相互のコミュニケーション、相互理解