進化
from 第2章 遺伝と進化に関する基礎知識
進化
生物種のもつ性質が時間とともに遺伝的に変化していくこと
遺伝情報の面からより一般的に進化を定義すると、進化とは「遺伝子頻度(gene frequency)の世代による変化」ということができる
ここで使われている「遺伝子」は古典的なものなので、現在では「塩基配列」と置き換えることができる
つまり、「違いをもった塩基配列の集団内での頻度が、時間(世代)により変化すること」と定義することができる
「塩基配列」
必ずしもタンパク質をコードしなくともよい
塩基配列の違いは物理的に決定することができる=塩基配列レベルの進化は厳密な定量化が可能
「集団内での頻度」
集団とは交配を行う、または遺伝的に似通った生物の集まりのことであり、一般的には種とよばれる単位をとる
アレル頻度(allele frequency)
ある単数体の集団で、反芻の個体においてゲノムのある塩基サイトでの塩基がA、もう半数がGであった場合、Aの頻度は0.5であると表現する
AとGそれぞれの塩基をアレルとして考える
一塩基多型