真猿類
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霊長目は原猿類Prosimiiと真猿類Anthropoideaの2亜目に分かれるが、後者は霊長目の諸特性をより濃厚にもち、前者よりもあらゆる点で高度な進化段階にあることを示す。 歯数はオマキザル類が$ \frac{2\cdot1\cdot3\cdot3}{2\cdot1\cdot3\cdot3}の36本、それ以外は32本であるが、マーモセット類の歯式が$ \frac{2\cdot1\cdot3\cdot2}{2\cdot1\cdot3\cdot2}であるのに対しオナガザル類とヒトニザル類では$ \frac{2\cdot1\cdot2\cdot3}{2\cdot1\cdot2\cdot3}である。 真猿類のもっとも古い先祖は第三紀始新世後期の化石として知られるが、漸新世にはすでにヒトニザル上科の特性を備えた化石が現れるから、3上科の分岐は古いと考えなければならない。