真猿類
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真猿類(しんえんるい)とは - コトバンク
哺乳綱霊長目真猿亜目に属する動物の総称。
霊長目は原猿類Prosimiiと真猿類Anthropoideaの2亜目に分かれるが、後者は霊長目の諸特性をより濃厚にもち、前者よりもあらゆる点で高度な進化段階にあることを示す。
オマキザル、オナガザル、ヒトニザル(ヒト)の3上科からなり、さらにマーモセット科Callithricidae、オマキザル科Cebidae、オナガザル科Cercopithecidae、ショウジョウ科Pongidae、ヒト科Hominidaeの5科に分かれる。また、真猿類は、広鼻猿と狭鼻猿からなるということもできる。
歯数はオマキザル類が$ \frac{2\cdot1\cdot3\cdot3}{2\cdot1\cdot3\cdot3}の36本、それ以外は32本であるが、マーモセット類の歯式が$ \frac{2\cdot1\cdot3\cdot2}{2\cdot1\cdot3\cdot2}であるのに対しオナガザル類とヒトニザル類では$ \frac{2\cdot1\cdot2\cdot3}{2\cdot1\cdot2\cdot3}である。
オマキザル類の1種であるヨザル以外のすべての種は昼行性であり、ショウジョウ科のオランウータン以外のすべての種は両性からなる安定した単位集団をもつ。
脳の発達、社会行動や社会構造などの発達は、この系統群に認められる大きな特色である。
真猿類のもっとも古い先祖は第三紀始新世後期の化石として知られるが、漸新世にはすでにヒトニザル上科の特性を備えた化石が現れるから、3上科の分岐は古いと考えなければならない。