会話集団の上限は4人
ロビン・ダンバー
私達が以前の調査で発見したように、会話集団には4人という上限がある
もし4人を超える人が会話している場合には、その集団はたちまち2つの別々の集団に分かれる
ギローム・ドゥゼカシュ(Guillaume Dezecache)は社会的な笑いの調査をパブで行った
まず以下を記録
社会集団の規模
明らかに一つの集団とわかる、テーブルの周りに座っている人数
会話が成立している集団の規模
社会集団の中で活発に会話に参加している人、つまり話し手とその人に注意を向けている聞き手の数
笑いが起きたときに同時に活発に笑っている人数
笑いの集団
この特定の調査では、社会集団の平均人数は約7人だったが、会話集団と笑いの集団の場合はこれよりかなり少なかった
マジカルナンバー4
/inteltank/マネージャーがすべき発信
経験上、会議参加者が4人を超えると「私の質問で流れを止めてはいけない」と思って質問が激減しますsawachin.icon
Dezecache & Dunbar (2012) "Sharing the joke: the size of natural laughter groups" (Evolution and Human Behavior, 33(6), 775–779) の調査結果をまとめますClaude.icon
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1090513812000682
調査概要
イギリス(オックスフォード 80%)・フランス(カレー、リール、パリ 14%)・ドイツ(ベルリン 6%)のバー・パブで501グループを観察し、以下の3つの集団規模を記録した。
記録した3つの集団規模
① 社会集団(Social group)の規模
定義:同じテーブルを囲むなど、一体のインタラクショングループを形成しているすべての人数
平均:約7人(二次資料 Gheorghe & Curșeu 2024 等で確認)
② 会話集団(Conversational subgroup)の規模
定義:社会集団の中で、話し手または話し手に注意を向けている聞き手として積極的に会話に参加している人数
平均:2.93 ± 0.05 S.E.(N = 501)
5人を超えることは稀(観察の2.8%)、10人超はゼロ
③ 笑いの集団(Laughter subgroup)の規模
定義:同時に笑い、互いに注意を向け合っている人数
平均:2.72 ± 0.04 S.E.(N = 501)
4人を超えることは稀(観察の5.6%)、6人超はゼロ
まとめ
集団の種類平均人数社会集団約7人会話集団約2.93人笑いの集団約2.72人
社会集団(約7人)と比べ、会話集団も笑いの集団もいずれもかなり小さく、約3人前後に収束している。これはどちらの集団規模も社会集団の大きさにかかわらず上限に漸近することを示しており、笑いはグルーミング(一対一)の約3倍の「同時ボンディング人数」を実現するという論文の主張を支持している。
ダンバー数