ホモ・ゲオルギクス
alias:
ゲオルギクス
,
ドマニシ原人
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source:
By 120 - Own work (photograph), model by Élisabeth Daynes(?), CC BY-SA 3.0
ホモ・ゲオルギクス - Wikipedia
ホモ・ゲオルギクス
(
Homo georgicus
)は、
化石人類
の一種である。1999年から2001年にジョージアの
ドマニシ
で頭蓋骨と下顎骨が発見され、2002年に公表された。
現生人類
へは繋がらない
ジャワ原人
・
北京原人
などの東南アジアへ拡散した
ホモ・エレクトス
(
ホモ・エレクトゥス
)の前段階に当たる種であると考えられている。化石は約180万年前のものである。1991年にジョージア人科学者
David Lordkipanidze
が率いる国際チームが初めて発見したが、発掘には至らなかった。側からは道具や動物の骨が発見された。
当初、科学者は
ホモ・エルガステル
の頭蓋骨と下顎骨を発見したと考えたが、大きさが違ったため
ホモ・ゲオルギクス
という新しい学名が付けられた。
D2700の脳の大きさは約600cm3である。約177万年前のものであるが、状態が良いため現在の人類の頭蓋の形態と比較することが可能である。頭蓋は、アフリカ以外で発見された
ヒト亜属
の中で最も小さく原始的である。脳の容積は現代人の約半分であり、2003年にフローレス島で
ホモ・フローレシエンシス
が発見されるまでは最小であった。オスはメスよりもかなり大きいという強い
性的二型
であり、
ホモ・アンテセッサー
、
ホモ・ハイデルベルゲンシス
、
ネアンデルタール人
等のヨーロッパの化石人類と比べても原始的な痕跡を残している。
ホモ・ゲオルギクス
は
ホモ・エレクトス
より80万年も前に、ヨーロッパに最初に定住した
ヒト属
である。
最初の発見の後、4つの化石骨格が発見され、頭蓋骨や上体は原始的だが、脊椎や下肢はより運動性を持つように比較的進化していたことが明らかとなった。現在では単独種ではなく、
アウストラロピテクス
から
ホモ・エレクトス
への遷移過程の種であるとされ、プロジェクトのリーダー
David Lordkipanidze
によると、現在から180万年前に生存したとされる。群れの中には、
更新世
のヒト属最大の
下顎骨
(
D2600
)、最小の
下顎骨
(
D211
)、ほぼ成長が終わった若年者(
D2735
)、全く歯のない標本(
D3900
)が含まれる。
#化石人類
#ホモ属