中動態
参考
『「利他」とは何か』#62ec906519827000001c7a5a
中動態の概要
#WIP
中動態は、能動態と受動態の中間ではない
元々は、能動態と受動態が対立していたのではない
元々は、能動態と中動態が対立していた
古いインド・ヨーロッパ語族を辿るとそうなっている
受動態は、中動態が担う意味の一つだった
能動態
動詞が主語から出発して、主語の外で完遂する過程を指し示している
動詞の名指す過程が自分の外側で完結する
e.g. 「与える」
自分の外側で与えるという行為が終わる
中動態
動詞は主語がその座となるような過程を表している
つまり、主語は過程の内部にある
動詞の名指す過程が自分の内側にとどまる
主語が過程の場となっている
e.g. 「欲する」
能動的に欲っしているのではなく、欲求が内から湧いている
能動態と受動態の対立
「する」か「される」か
能動態と中動態の対立
「内」か「外」か
動詞の名指ししている過程が、
自分の外で終わるときは能動態
自分の中で進む場合は中動態を使う
例えば「惚れる」は、能動的に行うことではないので、能動態ではない
これが中動態のわかりやすい例らしい
現在の言語には中動態があまりないので、昔の哲学書を読む時に解釈を注意しないといけない
『中動態の世界』
第1回 20分でわかる中動態――國分功一郎|かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85301?page=2
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85301