中動態
参考
中動態の概要
元々は、能動態と受動態が対立していたのではない
元々は、能動態と中動態が対立していた
受動態は、中動態が担う意味の一つだった
動詞が主語から出発して、主語の外で完遂する過程を指し示している
動詞の名指す過程が自分の外側で完結する
e.g. 「与える」
自分の外側で与えるという行為が終わる
動詞は主語がその座となるような過程を表している
つまり、主語は過程の内部にある
動詞の名指す過程が自分の内側にとどまる
主語が過程の場となっている
e.g. 「欲する」
能動的に欲っしているのではなく、欲求が内から湧いている
能動態と受動態の対立
「する」か「される」か
能動態と中動態の対立
「内」か「外」か
動詞の名指ししている過程が、
自分の外で終わるときは能動態
自分の中で進む場合は中動態を使う
例えば「惚れる」は、能動的に行うことではないので、能動態ではない
これが中動態のわかりやすい例らしい
現在の言語には中動態があまりないので、昔の哲学書を読む時に解釈を注意しないといけない