Perfect set
算術的階層の各領域の中で最も計算不可能性の度合いが高い集合
ポストの問題により、各領域は1つではなく複数の同値類に分けられることが示されたが、
その中でも「最も計算不可能性の高い」ものが各領域に存在する、という主張
序列があるということか
Turing degree
Emil Leon Post
チューリング同値の同値類のこと
同等の計算不可能性の度合いを持つ集合同士のことやな
チューリング同値なもの同士の集合
halting problem
決定不可能である
1936年にAlan Turingが証明
任意のチューリングマシンが与えられた時、そのチューリングマシンが停止するか否かを判定する万能チューリングマシンは存在しない
以下のような問題のことである
Turing reduction
Cook還元とも言う
還元可能性の還元の方法の一つ
αがβにチューリング還元可能であるとき、α≤Tβと表記する
定義
還元関数とも言う
多対一還元の定義時に使用される関数fのこと
すなわち、自然数の集合α,βに対してx∈α⟺f(x)∈βのとき、α≤mβと書く
以上が定義なので、これだけでは以下のようなことはわからないものである
逆関数が存在するかどうかはわからない
エミール・ポスト
1897/2/11~1954/4/21
アメリカの数学者、論理学者
ポストの問題
ポストの定理
本当に何もわからない
??リンクが付いてるところについて、Twitterとかでリプを送ってもらえると泣いて喜びます
reducibility
帰着可能性とも言う
多変数述語を、集合と見る視点により、「述語」ではなく「集合」を対象とする
何らかの問題を、チューリングマシンの停止性問題に帰着させることで、その問題の決定不能であることを導ける
2つの集合α,βの計算不可能性の度合いを比較する
「現実に存在する計算機が遅いから」とかいう次元の話ではない
量子コンピュータが出ようが、さいきょうのスパコンが出ようが、1億年経って爆速計算機能力の機械が出ようが、計算不可能である
ある関数が計算可能であることを示すためには、それを計算するプログラムを書いて示せばよいが、
計算不可能であることを示すためには、それを計算するプログラムが存在しないことを厳密に証明しないといけないので難しい
その一つの手段が対角線論法
Rice's theorem
Henry Gordon Rice
ある関数が計算不可能であることを示すとある条件
停止性問題の一般化
あるプログラムAが、ある性質Fを持つかどうかを判定するプログラムMは存在しない
イギリスの数学者
1912/6/23~1954/6/7
41歳で自殺した
博士号
プリンストン大学
https://xenophobia.hatenablog.com/entry/2015/08/30/001701
停止性問題
ambiguous
ある文に対して2つ以上の解析木が作れるような文を「曖昧な文」と言う
逆に言えば、解析木や構文木が一意に確定する文法なら曖昧ではない
曖昧な文を一つでも持つ文法のことを曖昧な文法という
ある文法が曖昧かどうかは判定不能
factor ring, residue ring
剰余類環とも言う
イデアルによる剰余によって定義された環
特殊な場合の剰余群と言える
群と環の関係的にそらそう、という感じだが
left coset
一般的な剰余類
部分群の同値について、群Gの部分群Sに対して
「x∈Gの同値類」が左剰余類
つまり普通にx−1y∈Hのこと
g∈Gと共役である元の集合をxの共役類という
Gは群
C(x)と表記する
共役関係の、同値類だな
定義
from 剰余類
right coset
yx−1∈Hであるとき、x∼yと定義すると
「x∈Gの同値類」が右剰余類
これをHxと表記する
from 同値類
Sの部分集合Rのこと
R商集合はS/∼の各元の代表元を、ちょうど一つずつ含む
常に存在するらしい
https://drive.google.com/file/d/16AxVHJozt_FSmWtc07r0wG5Ww0Z64CQe/view
素朴集合論
記述集合論
descriptive set theory
https://ja.wikipedia.org/wiki/記述集合論
一般的には、「k変数Σn述語を枚挙する述語」というように言うらしい
算術的階層の全ての領域(図中の①②③..)にその領域用の万能関数が存在する
①用の万能述語と言えば、万能関数comp
のこと
①∪②用には、Σ1万能述語がある
というのが繰り返し存在する
再帰的関数論、再帰理論とも言う
帰納的関数など再帰的な関数を扱う
帰納的関数論の研究分野の4つの大別
「計算」とはなにか
チャーチ・チューリングのテーゼ
外延的等価性
ラムダ式同士の等価性
外延性
https://weblogs.asp.net/dixin/lambda-calculus-via-c-sharp-24-undecidability-of-equivalence
関数の等価性が決定不能だという話
Alonzo ChurchとStephen Cole Kleeneが1930年代に発明した計算モデル
すべての計算が関数定義と関数適用の基本的な演算に帰着される
変数や値も全てラムダ抽象で表す
例えばtrueも自然数も関数
ref Church encoding
『C言語による計算の理論』に出てくる関数一覧
自然数にコード化するpair関数
p. 40
isCode(n)
p.47
standardization theorem
定理
M∗βNならば、MからNへ至る標準的な順番による簡約過程が存在する
「標準的な順番による簡約過程」とは、
ラムダ抽象は、λが、λ1λ2(λ3(λ4)λ5..のように、入れ子があったり横に並んだりしているが、
ただの還元可能性ではなく、時間効率も考慮に入れた還元可能性
αをβに多項式時間帰着可能である時α≤mpβと表記する
βのほうが、αより同等以上に難しい
このときα≤mpβと表記する
定義
ビジービーバーが計算不可能であることの証明
前提
以下に出てくるチューリングマシンが扱う文字集合は{0,1,X}のみとする
状態の名前のみが異なり、状態遷移図が同じチューリングマシン同士は同一視する
準備
partial recursive function
再帰的部分関数、帰納的部分関数、部分帰納関数などと揺れる
帰納的関数の部分関数版
「計算可能な関数」と同値になる(後述)
簡潔な定義
recursively enumerable
「集合αを枚挙するプログラム」が存在するとき、αは帰納的枚挙可能である、という
出力するものの集合がαを超えてしまってはいけない
出力が大きくなるのはだめ。ぴったりのみ。
集合αを枚挙するプログラム
定義1
①3つの初期関数は全域帰納的関数である
②全域帰納的関数から、合成で得られるものは全域帰納的関数である
③全域帰納的関数から、原始帰納で得られるものは全域帰納的関数である
④gが全域帰納的関数で
Kleene's normal form theorem
任意の帰納的関数は、とある原始帰納的関数と、とある原始帰納述語で表せる
定理
任意のk引数帰納的関数f(x)は、
適当な
定理
自然数上の部分関数fに関する以下の2条件は同値である
①fは帰納的である
②fは計算可能である
証明
f(n)↓
nがfの定義域に入っていることを表す
fは部分関数だが、実引数nが定義域に入っていることを示す
f(n)↑
nがfの定義域に入っていないことを表す
bounded minimalization
全域版の最小化
p.53と
p.74を参考にしているが、記法に長短があるので組み合わせたものをここにメモっている
記号μの意味
P(n,x)をn+1変数の述語とする
特有の単語
必ず停止する
自然数上の全域関数を計算する
変数が負数になることはない
以下の条件を満たすプログラムのこと