『乱読のセレンディピティ』
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2016/9/29
関係ありそう?
感想
意外とエッセイっぽい本だったmrsekut.icon
面白さがそんなにわからない
いまのところ1章しか刺さっていない
目次
1 本はやらない
距離の美学
近きものは疎ましく、遠きものが美しい
選ぶことの知的活動
手当り次第、本を買って読む
面白くなかったら途中で投げ出す
なんで読み終えられなかったかは反省する
本に義理立てして読破、読了をしていれば、もの知りにはなるだろうが、知的個性はだんだん小さくなる
2 悪書が良書を駆逐する?
読書を禁じればみんな本を読むようになる
面白い文章も、教科書に載るとつまらなくなる
3 読書百遍神話
難解な文章をありがたがる人
すごいすごいと言っているだけ
良い本、難しい本は反復読書
本を読んだら、忘れるにまかせる。(略) 個々に刻まれないことをいくら記録しておいても何の足しにもならない
本の過食は、知的メタボを引き起こす
偏食も良くない、専門バカ
4 読むべし、読まれるべからず
読書を神聖視すべきでない
知識が増えることで、頭の中が空虚になる
だから良くない
知識と思考は二者択一
知識は化石、思考は生きている
5 風のごとく…
音読すると読む速度が適切になる
ゆっくり読むと情緒性が高まる
速く読むと知的な感じが強くなる
逆に外国語の文章を読む時は遅くなりがち
音読されるときぐらい速く読むとすんなり理解できることがある
遅読すぎると意味を殺してしまい、面白くなくなる
6 乱読の意義
2つの読み方(本書の造語)
アルファー読み
読む前から知っていることについて書かれた文章を読む
こちらは教育しやすい
ベーター読み
内容、意味がわからない状態で文章を読む
e.g. 哲学系の本を読む
こちらは難しい
ここで言っている「乱読」って本当にジャンルを問わないもの
例えば古文とかも
乱読にはベーター読みが必要
7 セレンディピティ
思いがけないことを発見する能力
2つの読み方
物理的読書
本に書いてあることをそのまま頭に入れる
8 『修辞的残像』まで
文の残像
9 読者の存在
ノートを取りながら読まない
作品、作家、読者
読者論
文章には読者が必要
作者絶対視に対する懐疑
近くに強力な人や本があると、自分で考える力が身につかない
10 エディターシップ
第一次創造
素材を作る
第二次創造
加工する
料理する
編集する
料理人、監督、編集者、指揮者
11 母国語発見
英語を読みすぎて日本語を読めなくなった
日本語は悪魔の言語
第4人称
舞台の外
第5人称
時間のズレ
12 古典の誕生
13 乱読の活力
おしゃべりしよう
14 忘却の美学
忘却して、知的メタボリックシンドロームを解消
もういいかなmrsekut.icon
散歩開眼
朝の思想