破壊的イノベーション(おもちゃの劇的進化)
雑魚がいつの間にか市場に求められた結果ドラゴンになる
定義
クリステンセンらにより「性能の劣った製品が市場のシェアを奪う事例」が報告された。 (=破壊的イノベーション)
例えば、 HDDにおいては容量の少ない製品が容量の多い製品を駆逐した。
failure of leading firms.” Strategic Management Journal
市場が求める性能が変化するのがポイント
「もっと簡単で安いものを求めている見えていない市場」が切り開かれる
最初はオモチャのように見える新興企業のプロダクトが、やがて主流の大手企業の市場を徐々に下から侵食する。このとき市場を侵食される側の既存大手企業は、新興企業に対抗するのが構造上むずかしい
それまで高価だったり、複雑だったりして、資金やスキルのあるごく少数の人だけがアクセスできたものが広く使えるようになるとき、こうした破壊的イノベーションは起こります。
破壊的イノベーションは単独ではおそらくそれほどの脅威となるわけではない。なぜなら、既存の仕組みはそれまでの持続的イノベーションに最適化した形ででき上がっており、そこに一部分だけ破壊的イノベーションを適用してもさしたる効果は見られない。しかし、破壊的イノベーションに最適化した仕組みや組織が作られると競争の構図は一変する。破壊的イノベーションに最適化した組織はそれまでの組織とは桁違いの生産性を達成する(そしてその生産性革命は往々にして旧組織からは見えない)。この時点で、持続的イノベーションの敗北は決定付けられてしまっている。