生産してもいない土地をなぜあなたが所有できるのか
動産の権利が自分にあるのは自分で作っているのだから当然という感じがする
不動産はもともとあるものを自分のものと主張しているので無理があるように感じる どうしてこのような概念が成立したのか?
不動産という概念に対する素朴な疑問
「ここは俺の土地だから使用料を払え」と言い出したやつ、賢くて最悪だと思う
いかにして成立したのか?
奪い合い・殺し合いの世界観
古代日本における土地の「所有」に関することが、歴史に初めて登場したのは中国の歴史書「漢書」である。その中の「地理志」という部分に、「夫楽浪海中有倭人、分為百余国、以歳時来献見云」との記録がある。 これを見ると、2,000年程前の日本は百数ヶ国の小さな国々に分かれていて緊張状態にあり、それぞれの国が自国を漢に守ってもらうために朝貢していたことが分かる。
...土地の権利を誰かに保証されているわけでもないので、専用使用をし続けるためには集団で武力で守るか、大国である漢に朝貢しその庇護を求めるかといったことが必要だった。
国民は国から土地を割り当てられる
日本の歴史上、この時初めて、法律によって土地の個人所有権が認められた
かつて土地はそれほど価値がなかったということ基素.icon
「使われてない土地があるより、開墾させてマージンとった方が合理的じゃん」
この個人所有権は「不入の権」と呼ばれる一種の治外法権的な、完全なる個人所有の権利であった。この私有地が後に荘園として肥大化し、守護大名の発生へと繋がっていく 国家から切り離され個人所有となった土地の存在が、戦国大名という群雄割拠する小国家を生み出す元になったのである。 金ができるから、生産力を有する小さなリーダーがたくさん生まれたのだな基素.icon
自分に従う人にだけ契約の上で統治権を認めた
所有権が複雑になっていた
一つの土地に、本所(形式的に所有する貴族)、領家(直接所有する貴族)、下司(開発者&実質的支配者)と耕作者などと、「ここは誰の土地?」と聞くと、数人が「私の土地です」と答える状況になっていたんです。所有権にもかなり種類があったということかな。
江戸時代 土地の所有権は江戸幕府で、民は江戸幕府から裁量を認められた土地の専用使用権を売り買いした 沽券状が出る以前は、土地を渡すことは全ての権利の放棄
土地の権利を所有しながらにして、専用使用を許せるようになった
土地の所有者と、土地の利用者が別になったのはここから基素.icon
これは実質的に幕府が土地の個人所有を認めたと同じことである
荘園のように税がないのが個人所有という感覚なので違和感がある基素.icon
荘園の様に治外法権を認め、租税の義務もないのが完全なる個人所有だとするならば、現行法での不動産の所有権とは江戸幕府が始めた沽券状に近いものと言えるだろう
と書いているからこの人もこの感覚はあるのかも
「自分が幕府から専用使用権を契約している土地」を「他の人に利用させる代わりに金を取る」契約の仕組みが整ったと理解した基素.icon
幕府が専用証券を出したのはどんな人たちなの?基素.icon
土地の所有権が法的に認められた
つまりそれまでは法的には明確ではなかったということか基素.icon
税制の改革も行われ、それまで税金は基本的に土地の耕作者が支払うものであったが、それ以降は土地の所有者が支払うことに変更された。これは当時の富国強兵策の一環であったと言われている。 旧来の田畑貢納法を廃止し、土地ごとに設定された地価に基づく定額地租(地価の三パーセント)の金納が義務付けられた ん?幕府のものだったはずだが、その土地は幕府以後はどうやって地主にわたったの?基素.icon
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地租改正により、土地の法的な所有者が明確にされ、土地税が所有者に課税されるようになりました。
この過程で、多くの土地が徳川幕府や他の封建的な支配者から新政府に移管されました。その後、明治政府は土地を個人に売却することで、土地の私有を促進しました。これにより、旧来の武士や幕府関係者だけでなく、新たな地主や商人なども土地を所有するようになりました。
さらに、地租改正により土地の評価額に基づく税が定められ、土地所有がより透明化されたことで、経済の近代化が進みました。
現在の日本では幕府が存在しませんが、地主は存在します。日本における土地所有の概念は、明治時代の地租改正以降、法的に確立されています。この改正によって、土地の所有権が明確に個人や企業に認められ、土地所有者が地租(税金)を支払うシステムが確立されました。
現代の日本では、土地の所有権は登記によって法的に保護され、地主はその土地に対する様々な権利を有しています。これには、土地を使用したり、貸し出したり、売買したりする権利が含まれます。また、土地の所有権は相続によって次世代に引き継がれることも一般的です。
つまり、明治維新を経て確立された法的な土地所有の制度が、現在も日本の土地所有の基盤として機能しているわけです。
中央大学法科大学院教授 土田伸也、弁護士 西田穣
現代日本では国家が所有権制度をつくっている
登記簿は管理がされてないこともある
どう考えても死んでる人が持ってたりする土地に勝手に住まわれても、死んでる人は文句を言わないから何も起きない
大火事などが起きて区画整理が起き、登記が漏れる
戦後に連れてこられた人が道に住んでしまうことがある。法律上は不法占拠だが歴史的背景から行政は事実上黙認している
所有者がいない空き地を長年占領すると土地の権利が発生する
犯罪(具体的に何?)になる可能性はある
土地は捨てることができない
買い手がつかない山を処分したい人はたくさんいる
自治体も受け取らない
近い話で考えると、いまは職場に行かなくても、インターネット経由で仕事ができますよね。会社の土地が必要なくなっているということです。これは土地の需要のほんの一部ですが、そのうち人が生活するのに必要なスペースがだんだんと少なくなってくるというのは、ありえると思います。
10億年後には人類は死滅するので土地所有の概念はなくなる
絵柄の保護の話題を見てそれを保護すると後世の人が苦労をするだろうと思い出した