現代ミリタリー・インテリジェンス入門
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軍事情報の集め方・読み方・使い方
2014
「情報」を正しく読まねば勝利はない!最前線の戦闘から、国家間の駆け引きまで、「情報」の正しい分析・活用なしに勝利は覚束ない。衛星・UAVなどの技術的偵察手段、スパイなどによるHUMINT(人的情報)のみならず、国家や軍の公式発表、マスコミ報道などの公然情報から、いかにして必要な情報を収集し、分析し、活用するか―現代戦を支配する軍事情報の読み解き方。 1.1 そもそもインテリジェンスとは?
1.2 インテリジェンスのサイクル
1.3 計画立案に何が必要?
1.4 軍事の知識だけでは軍事情報は読めない
1.5 公式な発表や声明をどう読むか
〈コラム〉発表に対するリアクションにも注意
1.6 公式に認めないことの意味
1.7 実は“いってないこと"の方が大事
1.8 願望バイアスと逆情報の影響
コラム 偽電作戦という逆情報
1.9特定の情報源を継続的に見ることの意味
1.10同盟国も情報収集の対象になる
2.1情報収集用のプラットフォーム
2.2人的情報 (HUMiNT)
交官・武官 (防衛駐在官)による情報収集 053
一般人を装った非公然情報収集 055
捕虜や逮捕者の尋問 056
捕獲した地図や文書 057
2.3 映像情報 (PHOTINT/IMINT)
2.5 通信情報 (COMINT)
2.6 電子情報 (ELINT/TELINT)
2.7 地理情報 (GEOINT)
地図は機密文書(のこともある)
2.8 音響情報 (ACINT)
地味ながら重要な海洋観測艦
2.9 天気予報も軍事情報である.
2.10 展示会は武器展示だけのイベントに非ず
誰が何を出展しているか
誰が見に来ているか
2.11意外な軍事情報いろいろ
測定・痕跡情報 (MASINT)
地形、地質
など
第3章 こんなところから情報が漏れる!
3.1そのものズバリの情報源だけが危険?
3.2 公開統計データは重要な基礎資料
国がリリースする統計データや各種 の発表
米中央軍の航空作戦データで分かること
会計監査部門の報告書
シンクタンクの報告書
3.3マスコミ報道は公然情報の基本
3.4 各種の徴候が露見する事例いるいろ
普通ではないことが起きた場合
人員や物資の移動
予備役の召 集・増強
OEFにまつわる筆者の予想違い?
人材募集は新規事業の徴候
M&Aに 関する動向もひとつの徴候
外務省がテロ問題を扱う職員を募集した
株式取引をめぐるあれこれ 122
3.6 人の動きも徴候の宝庫
3.7 忙しさや警戒の度合いを示す目印
3.8 見せない場所は秘匿性が高い場所
3.9 通信トラフィック分析
3.10 プラットフォームや部隊の動向を調べる
3.11 道路・海域・空域などの立入規制と演習
3.12 物資の調達や予算資料
これはおもしろい基素.icon
3.13 調達情報の内容を見てみよう
3.14 武器輸出と情報保全
3.15 もっとも弱いポイントは生身の人間
ゴミ箱あさり(笑ってはいけない)
壁に耳あり障子に日あり
通勤・食事・歯医者も注意が必要
ますます流行る、ネットを通じた情報漏洩
3.16区画化による情報保全
第4章 集めたデータの整理・分析と情報資料
4.1イ ンテリジェンスが目指すべきもの
42 情報の分析に必要な下準備
4.3 「今週の軍事関連ニュース」の裏話
4.4 データを読んでシナリオを作る
4.5 データの性質、事実と仮定と推測
4.6 立場を変えたり、カンや推測を働かせたり
5.1 情報過誤について考える
5.2 情報過誤と○○的奇襲
5.3 情報源の秘匿という課題
5.4 定石・定説に起因する情報過誤
5.5 願望に起因する情報過誤
5.6 過大評価・過小評価に起因する情報過誤
5.7 組織的 ・構造的問題に起因する情報過誤
上部組織の予測・評価に逆らえない
せっかくの情報資料が無視される
など
第6章 敵対勢力について知る
6.1 最初に必要となる基礎データ
人的資源と軍事力
産業構造
など
第7章 敵対勢力の能力を知る
7.1 軍事力に関わるデータ
7.2 敵の重心を知る
7.4 敵軍の頭脳を知る
指揮所・司令部はどこ?
敵艦隊の基幹は?
意外と重要な指揮官の経歴
7.5 敵軍の戦闘能力を知る
7.6 敵軍の出方を知る
7.8交戦後の戦果判定
8.1 情報を用いた攻撃とは
8.2 情報操作と宣伝戦のいろいろ
8.3 国外向けの宣伝と国内向けの宣伝
8.4 非公式ルートによる情報操作と中国式宣伝術