独創
「独創」というのは境界に生まれる。バウンダリーあるいはエッジですね。違った次元の分野、あるいはフィールド、相手とぶつかるところ。アートとサイエンスがいい例です。 アイデアの衝突ですね。そこに新しい機会が生まれます。衝突せずにみんなが1つのアイデアに「万歳」って言ったら、ほとんど死んでますね。そこで停滞です。 さらに、それがいまある既存の分野やパラダイムを超える、ジャンプする非常に貴重な動力になります。
わたしたちはボーダーにいます。ボーダーは不安定です。違和感があります。それが大事です。違和感がなかったら、もう終わっている。何かがおかしくなきゃ。 ミュージックとテクノロジーも同じです。ハッカーが自分で演奏する、そして楽器を作る。ずっと音楽をやってる人からすると、なんだこれノイズじゃないか、っていう(違和感がある)。そのせめぎ合いが大事です。