無料のものなどない
No free lunch
ハインラインのSF小説「月は無慈悲な夜の女王」で使われた言葉
意味
酒場で「飲みに来た客には昼食を無料で振る舞う」という宣伝が行われたが、「無料の昼食」の代金は酒代に含まれていて実際には「無料の昼食」なんてものは有る訳がないだろう、という意味。
ようするにどこかからお金は出ている。直接的でなくとも間接的に払っているのである
誰も間接的に払わなくなったらその事業は不採算で閉じられる
誰も広告を見ないならYouTubeは消えるだろう
ここから先はものごとを単純化しているため注意深く読んでください
無料に見えるものにも料金が含まれている
YouTubeは無料で使えるが広告を見せられている
広告だけでは経営が厳しそうだが、YouTubeはGoogleの実験場としての価値がある
YouTubeのtrafficは大きいので、「YouTubeで使っている」というとかなり説得力がある
Facebookは無料で使えるが、広告を見せている
あなたはFacebookにとっては商材でもある
インターネットで無料のものがあるときは広告から収益を得ている 今後を見据えた初期投資のときには視聴者が有利になる場合がある
例
広告を見ると報酬がもらえるスマホゲーム
LINEのポイントとかもこれ(動画広告を見るとポイントがもらえる)
PayPayのキャンペーン
PayPayが決済として広まれば100億円以上の収益を余裕で産む
初期のAmazon Prime(冒頭に広告がなく動画が見られた)
初期のAbemaTV
携帯電話の初回登録
ひどいので総務省におこられている
こういうものに乗っていく人たちがいる
お得情報大好きな人たち
この行動が最適にならない人もいるので真似するときには注意
本業が大事
広告と有料の組み合わせのモデルもある
Wikipediaはそれなりに余裕があるように見える基素.icon
給料も1000万円ぐらい出せて350人ぐらいを雇用して回っている
Googleなどからの売り上げがある
assetsだから株?
人件費の計上がないので持続可能性が怖い