法のデザイン
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2017
イントロ 21世紀の法律家から見える風景
ルールを最大限使いこなす(ルールを作る)
ルールは不自由で不要なものだと思っていたが、Lawrence Lessigの思想などに出会って考えが変わり、実務に携わるようになって法の余白に自由を感じるようになった プロジェクトを加速する
第一部
リーガルデザイン総論│法により創造性やイノベーションを加速させることは可能か
1 はじめに 情報化社会に取り残される法
2 アーキテクチャ 情報化社会の新しい行動原理
コモンズという「余白」/コモンズを考慮した制度設計/侵食されるコモンズ/コモンズを確保する制度設計
4 リーガルデザイン 創造性、イノベーションを加速させるための新しい法の設計論
リーガルデザインの思想/リーガルデザインの端緒/リーガルデザインの射程
5 第一部のおわりに 法という社会のOSを更新するために
第二部
1 音楽
3 出版
4 アート
5 写真
6 ゲーム
7 ファッション
8 アーカイヴ
9 ハードウェア
10 不動産(建物、土地、都市)
11 金融
12 家族
13 政治
第二部のおわりに 「なめらかな社会」における法の役割とは
アウトロ 複雑な社会を複雑なまま受容するために
p.338
私の中で通底するもう一つのテーマは、文化がいかに経済と地続きであり、有用かつ不可欠な視点であるのか、と言うことを法的な視点から提示すると言う試みであった。これは控えめに言っても深遠なテーマであるため、本書における私の取り組みもおそらく失敗しているだろうが、私はこのトライを続けていくのだと思う。
一見「自己統治の価値を有さない」と評価しそうな表現を、むしろ政治的な表現がない方が政治的に雄弁であると自己統治の価値を有していると評価している点が面白い
テーマ的に「一見「自己統治の価値を有さない」と評価しそう」と言う印象は誤りだ