株式の期待リターンは過去の株価から予測できない
株価がわかるならその人は大儲けできるので、わからないと考える方が合理的である
株価の説明は後付けで理由が説明される
事実みたいな顔をして書かれる
これがわかっていないと経済に関するニュースを真にうけることになる。占いと同じ程度にうけとめるべきものだ。
「過去データは、リスクの推定にはまあまあ使えるし、相関関係はもう少し不安定だが幾らか使えるけれども、期待リターンの推測には全く機能しない」と言っていたのは、筆者の記憶ではWilliam F. Sharpe氏だが、大凡実務家の実感とも一致する。 https://gyazo.com/35a55c2fd958e2c02c9b8d298f1b18d2
株価の値動きは、どの時点においても長期的にも短期的にも「上昇と下降の可能性」がほぼ同じであり独立した事象であるから、過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能である、とする理論である 株価におけるランダム・ウォーク理論は、(著名なランダム・ウォーク論者である:Burton Malkielの論を含めて)長期的には株価は上昇する可能性の方が高いことを前提としており、index fund投資への理論武装として語られるのが一般的である。 -10.8標準偏差とかがでる
Benoît B. Mandelbrotは金融市場の価格変動が正規分布ではなく、理論的には分散が無限大である安定分布に従っている事を発見した。彼は一例として、綿花の価格はパラメータが2の正規分布よりも、パラメータαが1.7の安定分布に従うことを突き止めた。