技術は民主化を目指しがち
技術発展によって、特権階級が持っていたものが誰にでも使われるようになる
当たるテクノロジの大半は、「今現在、上流層に独占されて庶民に降りてこない利便性」であり、「一段下の階層の人々が欲しがるもの」であり、「希少性やコストにより行き渡らないモノ」である。
特権階級でもあんまりもってないものは民主化されない
一方で、外れるテクノロジの大半は、「まったく存在しなかった新しい価値」であったり、「今現在の上流層すら求めていない/利用していない贅沢」であったりする。
ワンオフもありうるが、
スケールして利鞘を稼ぎたい
中間的な人間の介在を透明化して、「いまあること」を少人数でもできるようにする、という業務代替がよくある
専門家が3人、チームが10人いないとできなかったことが、1人がオペレーションを支持したら月額100万円でできますよ、みたいな
個人的なポリシーとして、金があるプレーヤーに属していても貧者の武器を積極的に採用するべきだと思っていて、特に破壊的イノベーションは貧者の側で起きるので、プロプライエタリだけ使ってると局所最適で足元すくわれることになる
容易に定義できるサービスや製品はコモディティ化して、ゼロに向かって価格が低下する これは統計処理されていないデータをみても容易にはわからない
インフレやデフレを考慮して正規化する必要がある
インフレで世の中のすべての価格が毎年4%ずつ上昇する場合には、ある物が毎年3%ずつ無料へ近づいていたとしても、ドルの価格だけを見ているとそのことに気がつかない。その場合、価格は毎年1%上昇する。したがって、インフレなどの貨幣価値の変動による影響の分だけ、ドル表示の価格を毎年修正する必要がある。
ものの機能は時間の経過とともに変化する
不変のように思える一次産品でさえも、時間とともに変化することがある
「今日の都市での生鮮食料品卸売価格は、消費者支出の4パーセントを占める。100年前はそれが20パーセントだった。」
「しかし、家計に占める食料品の割合の低下は5分の1ではなく、実際には2分の1である。」
なぜなら
「その相違は、今日では多くの準備が家庭の外で行われていることである。あらかじめ混ぜる、刻む、下ごしらえする、合わせる、冷凍する、加工するなどしてあるおかげで、食事を作ることは100年前と比べると、ずっと時間のかからない仕事になった。食事を作る作業の大部分も市場への支出に含まれるようになったので、今日の食料品代はかなり多いように見える。100年前には、これらの作業の多くは家庭の中に隠れていて、市場での交換を通じて記録に現れることはなかった。