弁護士の責務
(弁護士の使命)
社会正義の方はだいぶ解釈の幅が大きそうだ
2 弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない。
民事
依頼者の立場にたって「法的に守られるべき利益は何か」を模索し、依頼者の正当な利益を実現して紛争を解決する
刑事
弁護人の最も重要な役割は、えん罪の防止です。
弁護士は「依頼者の権利及び正当な利益を実現するように努め」なければならない(弁護士職務基本規程21条)。そして,依頼者の利益の最大化こそが「正当な利益の実現」であり,和解や交渉は互譲による解決手段であるとはいえ,依頼者にできるだけ利益 のある解決を図るべきである──私はそう考えてきた 現実の事件や如何,当事者双方がいがみ合い憎しみ合うもの,お互いに虫のいいことばかりを主張し合うもの,法的な権利・利益はともかく事件の根本的な要因が依頼者にあるもの等々,正直なところ「どっちもどっち」と思える事件が少なくない。
依頼者の利益の最大化と紛争の解決は両立しないのかもしれない。
当事者間で『WIN-WIN』の関係を築き,また,目の前で起きている紛争を『解決』することこそが弁護士の職務である。
依頼者だけではなく、相手の考えも読み取らなければならない
依頼者と一体になってはならない...
異論はもちろんあるだろう。