少数決の原理
ナシーム・ニコラス・タレブが唱えた「少数決の原理」というものがある。「大きく身銭を切っている(できれば、魂を捧げている)ある種の非妥協的な少数派集団が、例えば総人口の3、4パーセントとかいう些細な割合に達しただけで、すべての人が彼らの選好に従わざるをえなくなる。さらに、少数決原理は錯覚を伴う。一見すると(標準的な平均だけを見ると)、それは多数派の選択や選好に見える」 マルコム・マクリーン(マクレーン)がその存在だ(詳細はWikipediaでも参考に)。(参照:ナシーム・ニコラス・タレブ「 身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質 」) この「少数決の原理」によってコンテナはわずか10年程で全世界の標準規格まで押し上げる影響を及ぼし、オイル・ショックで運賃の下げ止まりが一時無くなるが、それ以上に世界の貿易港の勢力図を半世紀程で塗り変えてしまった。