大学入試でのアファーマティブアクションの禁止(アメリカ最高裁)(2023)
2023年6月
@kmaeshima: 入学選考の際に志願者の人種を考慮するアファーマティブアクションについて、最高裁はこれを禁じる裁定。約50年続いてきたこの制度が消えることになります。各判事のこれまでの発言を聴いていたのでこうなると思っていましたが、やはり大きな衝撃 #NewsPicks https://npx.me/Kr8X/I3XZ?from=twitter&comment=true
@kmaeshima: 今回の裁判が決定的だったのが、原告の保守団体が「入学選抜の際、黒人などの優遇は白人だけでなくアジア系も差別している」とアジア系を使って主張した点。「少数派を守る制度が別の少数派の権利を侵害」という主張で最高裁を揺さぶりました。
問題の原因を解決せずにもとにもどってしまうんだから、退化基素.icon
黒人が差別を受けていたから黒人を優遇している
黒人の優遇をやめてもアジア人の差別がなくなるわけではない
できるところからやっているわけで、そのあとでアジア人も優遇すればいい
大学入試でのアファーマティブアクションの禁止(アメリカ最高裁)(2023)#64a8ccbe774b17000072ca3bも同じことを言っている
@kmaeshima: この原告は「Students for Fair Admissions」と、とりあえず志願者も含んでいるようですが、基本的には様々な保守争点を主張してきた保守派のEdward Blumの団体。Blumは投票の際の人種少数派権利を守ってきた65年投票法を骨抜きにした「シェルビー郡対ホルダー」訴訟の仕掛け人。
@kmaeshima: 2013年の最高裁判決「シェルビー郡対ホルダー」の大きな余波。この裁判では投票権を人種によって否定するような州法を成立させないようにした1965年公民権投票法の一部を違憲と判断。今回のテキサスの州法もこの判決前なら連邦法違反。 #NewsPicks https://npx.me/To6I/I3XZ?from=twitter
@kmaeshima: 導入時から「逆差別」という声は常に出ていましたが、「公平性(equirty)」を進めるための政策としては広く包摂されてきた制度です。「逆差別」の声を法的に認めたことになるのは、日本を含む他の国での議論にも影響が出てくるかと思います。長年の制度の終わりは、一つの時代の終わりでもあります。
@kmaeshima: 保守派の法曹団体のフェデラリストソサエティの台頭に代表されるように、近年司法の場での保守の運動が極めて巧妙になっています。それが今回判決でもみえます。公民権運動の時代にはリベラル派が司法による裁定に持ち込むことで様々な権利が拡大してきました。今はその逆。
差別主義者は公平性を使う
アメリカ最高裁は現在保守派が6人、リベラル派3人
2020年9月27日 トランプ氏、米連邦最高裁判事に保守派エイミー・コーニー・バレット判事を指名 - BBCニュース
トランプ氏、後任の最高裁判事に48歳女性指名へ 人工中絶反対の保守派 - BBCニュース
リベラル派のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が18日にがんのため87歳で亡くなって以降、トランプ氏は後任の人選を進めていた。
Donald Trumpのレガシー
勝つためにはなんでもやる
https://overcast.fm/+mfYALbA/1:46:13
アメリカの大学はデフォルトで白人優遇なので、元に戻す=白人優遇に戻すということという指摘
黒人コミュニティで育っている時点でかなりハンデ
親がいない、刑務所に入っている
夏休みに何を経験できるのかは経済に大きく差が出る
ルールが公平に見えてもカルチャーが全く公平ではない
見方を変えれば別物#6071e5bb774b170000c1b079