公式に二次創作してよいか聞いてはいけない
「同人誌作っていいですか?」
「聞いたらダメって答えるしかないですよ」
創作者目線で考える
公式は聞かれてもOKということができない
出版社に「あなたのところの作品が面白いから、二次創作して売っていいですか?」と言って、ハイと許諾を得ることなどできるはずがない。「許諾したじゃないか」となってしまう。ダメという他ない。
例:鉄拳の原田勝弘氏がコスプレの許諾について語っている https://www.youtube.com/watch?v=G_vHbmrB9SE&t=1567s
つまり公式の反応は以下のどちらか
黙る
NG
「ダメ」とその人に返答があって線が引かれたら聞いた人以外も従わないと気分が悪いから従わないといけない
広くダメと表明されたら確実に従う必要がある(従わなければ仲間内からの信頼も失う)からである。
黙った場合→「公式が黙った」と騒ぐだろう
つまり聞くと悪いことしかおこらない
よって二次創作したい聞いてはいけないし、はっきりさせたくない公式は答えてはいけない
権利者目線で考える
権利者に問い合わせをしない場合
権利者に無許可でやった場合(昔の二次創作は多分全部これ)、権利者は次の手法が取れる
盛り上がったら作品も売れるかも
目に余るなら最悪損害賠償請求する
権利者に問い合わせをする場合
NGを出す→ファンの盛り上がりを利益にできない・ファンの気持に答えられない
黙る→騒がれて仕事が増えそうで面倒
権利者に問い合わせをしないほうが、権利者も嬉しい
結局、創作者や出版社どちらから見ても黙ってやって、問題が起きたら責任を取るのが良いことになる
仮に大問題が起きても「禁止していなかったじゃないか」という無茶苦茶な論は起こりづらい
禁止していようがやばいやつはやる
刑法があるのに犯罪は起きている
近年、暗黙のルールはかわりつつある
明確に白黒つけなくてもやる(ダメなら謝る)というのはどの分野でも最初はそうなるので、特に後から乗っかる場合に過去を否定するべきではない
と思うのだが「戦争の反省」みたいな姿勢を見せる必要はあるという意見は一理ある