トランプ政権による金融システムの不安定化
Getting Ready to Party Like It’s 2008 - Paul Krugman
クルーグマン「トランプ周りが金融規制ぶっ壊して、2008 年再来コースまっしぐら」
2008 年のリーマン崩壊は、銀行そのものより「影の銀行(シャドーバンク)」がパニック起こして金融システムが死にかけた事件だった。
その反省で、以後は「ちゃんと資本積めよ」「変なリスク取るなよ」って規制を強化して、普通の銀行はそこそこ安全になった。
ところが 2025 年の今、トランプ周りの連中がその規制をごっそり骨抜きにしようとしている。
Fed の監督部門の人員 30% カット。
代わりにゴールドマンとかからお友達採用。
銀行の資本規制を弱める方向に全力。
→ 「またリーマン前みたいなスカスカな監督体制に戻す」動き。
同時に、Stablecoin を金融システムに突っ込む GENIUS Actで、規制ゆるゆるの “なんちゃって銀行” を増やそうとしている。
Tether とか実質 19 世紀のヤバい私設銀行(wildcat bank)レベルの透明性のなさ。
1USDT = 1ドルをうたう最大手ステーブルコイン。
その裏で「本当に 1USDT ごとにちゃんと安全な資産持ってるの?」がずっと疑われている。
S&P に「資産やばくね?」と言われたら陰謀論で返す始末。
S&P に対して「伝統金融 (TradFi) プロパガンダマシンの手先だ」「クリプトを潰したい既得権勢力の攻撃だ」
監督してるのはエルサルバドル(しかも金融監督ガバガバ)。
で、規制の網は穴だらけになるし、監督官庁は人減らされて監視もできないし、
お金がちゃんとした銀行から “影の銀行” に流れて、またシステム全体が吹っ飛ぶ可能性が増す。
なんでこんなことを?
建前は「自由市場!」だけど、実際はお友達(Cantor だの crypto bros だの)に儲けさせるための金権政治