チームの人数とコミュニケーションコスト
単純に考えてみよう。組織内のコミュニケーションパスは1 v.s.1の通信なら$ O(n^2)で増加する
1人の会社なら0
3人いたら3C2=3(具体的に書き下すと$ (A, B), (A, C),(B, C))
n人なら$ {}_nC_2= \frac{1}{2}n(n-1)
無駄が多すぎる。こんなコミュニケーションをしている組織は存在しないはずだ
コミュニケーションパスの分だけ課題Aが発生する
課題A
ミーティングを設定したり、ミーティング前にそわそわする時間が発生する
同じことを繰り返していう必要がある
課題Aをなくすために、チームでミーティングをして全員同期をはかることにしよう(1人1人が今日自分のやることを述べていく全体会議を想像せよ)
これによってチームが1つの場合にコミュニケーションパスは1つになる。よってミーティングの
しかし、会議時間は全員が発言するので人数に合わせて時間は増えていく
チームが100人になったとする。明らかにこの方法は破綻する
みんな自分とは関係ないと思って聞き流すに違いない
直接的な仕事と関係ないから
実際には直接的な仕事に関係ないことでも社内事情は知っておいた方がいいはずで、なぜこうなるのか(全員がやる気に満ち溢れていると仮定する)
つまり、情報伝達でチームを分割するためには以下の両方の条件を満たす必要があるだろう
人間が集中して聞いたり読んだりできるぐらいの人数のチーム
全員が同じぐらい話すことを想定している
その人数のうち最大
実際に言われていること
理想は$ O(1)
必要な人に必要な情報がいつでもわかるような状態
ドキュメントをそこまで整えてられている組織は控えめに言って稀なはず