オミクロン株(B.1.1.529)
致死率は比較的低い
専門家は、感染の主流がオミクロン株に変わって、持病がない若い世代を中心に軽症で済む人も多くなったこと、ワクチン接種が進んで重症化する人の割合が減少したことなどが背景にあるとしています。
ただ、致死率は下がりましたが、感染者数が爆発的に増加したため、新型コロナに感染して亡くなった人の数はオミクロン株が拡大したことしが最も多く3万1000人あまりとなっていて、これまでの3年近くに感染して亡くなった人のうちの6割あまりを占めています。
1/7まではいずれも軽症で風邪に近い症状
基素.iconの知人もかかった
2日ぐらい寝込んだらしい
悪寒で2時間に1回目が覚めるらしいので、風邪ではないらしい(n=1)
潜伏期間3日でこれまでより短い
発症するまでの潜伏期間は1~14日(5日程度で発症することが多い)とされています。
ただし、オミクロン株は潜伏期間が2~3日(7日以内に発症することが多い)とされています。※2
オミクロン株は基準株と比較し、スパイクタンパク質に30か所程度のアミノ酸置換(以下、便宜的に「変異」と呼ぶ。)を有し、3か所の小欠失と1か所の挿入部位を持つ特徴がある。 アメリカのCDC=疾病対策センターは、オミクロン株の感染力は最大でデルタ株の3倍とするデータがあるとしている。
新型コロナの新規感染者の1週間の平均を前の週と比べると、第5波までは、8月の2.26倍が最大でした。
オミクロン株が広がった1月9日時点には10.02倍になっています。
WHOも、デルタ株などと比べて「重症化するリスクは低い」という見解を示しています
感染する人の数が増えると、必然的に重症になる人の数も増えていく
当たり前
そして数が多ければ医療体制も逼迫する
イギリスなどでは、若い感染者が増えたあとに時間差があって高齢の感染者が増えている
これまでと違って子供も感染する
今までは子供には感染しづらかった
そのメカニズムは詳しくはわかっていない
ワクチンの発症の防止効果が低い
イギリスで行われた調査では、ファイザーのワクチンの2回目の接種を終えた直後のオミクロン株の発症を防ぐ効果は65%でした。
2回目の接種から25週を過ぎると10%程度にまで低下する
3回目接種をすると、接種から2~4週間後には発症を防ぐ効果が65~75%に上がった
ただし重傷を軽減する効果はそれなりにある
ファイザーを接種した人で分析すると、2回目の接種から25週(約半年)以上経過しても、入院に至るのを防ぐ効果は52%ありました。
京都大の西浦博教授(理論疫学)によると、感染者1人が平均してうつす人数「実効再生産数」はデルタ株の2.8~4.2倍に上る。 新規感染者は2日間程度で倍増するとの見方もあり、感染は100を超す国で確認された。米国では新規感染者に占める割合が、11日までの1週間は12.6%だったが、2週間後には58.6%に急増したと推定される。
スパイクタンパク質は、いくつものアミノ酸が連なって構成されている。ラムダ株であれば、その内7カ所のアミノ酸が別のものに変わる変異が起きている。一方のオミクロン株では30カ所以上のアミノ酸が変異しており、これまでVOCに指定されたどの変異株と比べても明らかに数が多い。
VOC: 懸念すべき変異株。WHOが指定する
オミクロン株では初めて、Furinによって切断される部位の近くにも変異が起こっていることだ。 南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新しい変異株
「Nuは『new』と混同されやすい。Xiは一般的な姓であることから使用しなかった」。WHOは電子メールでCNNにそう説明。「新たな疾病の命名に関するWHOのベストプラクティスでは、『いかなる文化、社会、国家、地域、職業、民族に対しても不快感を生じさせることを避ける』と規定している」とした。
発音は異なるものの、ギリシャ文字のXiは、中国の習近平(Xi Jinping、シーチンピン)国家主席の姓と似ている。このためWHOがXiを飛ばしたのはそれが理由だったのではないかとの臆測に火が付いた。