アルゼンチン
https://youtu.be/bimVA0yOUm4?si=mwzg6EBB3g0pJF8A
2018 ペソショック
通貨安
干魃
農業生産ができない
極右のリバタリアンのミレイが指示を伸ばしている
与党ペロン党(正義党)のアルベルト・フェルナンデス政権がすさまじく無能なのは否定できない。
インフレ率は150%に迫り、景気は低迷し、中央銀行の外貨準備高は70億ドルマイナスだ。
ペロン党政権は腐敗も根深く、2016年には元閣僚のホセ・ロペスが汚職で得た900万ドルを修道院に隠そうとして現行犯逮捕された。
ミレイの政策
市場開放、公共支出の削減、資本規制の廃止、国有企業の民営化
中央銀行を廃止し通貨をペソからドルに変えると公約
現在流通しているペソを買い取るには400億ドルかかるが、その余裕はない。ミレイ支持の経済学者はドルを海外から借りればいいと主張する。だが前倒しで返済を迫られればたちまちマネーサプライは消え、アルゼンチンは大恐慌に陥るだろう。
ミレイは経済学者でしばしば自由意思論者(リバタリアン)と評されるが、それは違う。リバタリアンは選択の権利を重んじるが、彼は人工妊娠中絶や性教育にも反対している。
確かにそれはリバタリアンじゃない基素.icon
またミレイが長年顧問を務めたアントニオ・ブシ将軍は、悪名高い軍事独裁政権下でトゥクマン州知事を務めた人物。ミレイは典型的な権威主義のポピュリストであり、右派に与しているのはたまたま与党が左派だからだ。
選挙の争点は公約の健全性ではなく、「最も憤慨していて最も注目を浴びるのがうまく、支配層に蹴りを入れて追い出すと大見えを切れる候補者は誰か」。この3点においてミレイはダントツに強い。