やるとやる気が出る
いろいろあって今は毎日1ページ漫画を描くくらいになった話(2/3)※再掲
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どのようにして刺激するのかというレベルまでは研究結果があまりなさそう
基礎研究は2000年代前半によく行われたようだ
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種本は2002年7月出版なので、現代ではもう少し解明されているかも
どうやら2000年代前半に活発だった研究のようだ
本書では海馬の他に、やる気を生み出す脳の場所である「側坐核(そくざかく)」についても言及している。側坐核の神経細胞を活動させる、つまり、やる気を出すためには、ある程度の刺激が必要だという。それゆえ、やる気がない場合でもまずやりはじめるしかない、ということ。 一度やりはじめると、徐々に側坐核が自己興奮してきて、集中力が高まって気分が乗ってくるのだという。
単なる暗記(意味記憶)を「暗記メモリー」と呼び、自分で試してはじめてわかることで生まれるノウハウのような記憶(方法記憶)を「経験メモリー」と呼んでいる。
陳述記憶とはイメージや言語として意識上に内容を想起でき、その内容を陳述できる記憶である。陳述記憶はさらにエピソード記憶と意味記憶に分類される。 一方、非陳述記憶とは意識上に内容を想起できない記憶で、言語などを介してその内容を陳述できない記憶である。非陳述記憶には手続き記憶、プライミング、古典的条件付け、非連合学習などが含まれる 自転車に乗る、梅干しを見ると唾液が出るなど
プライミングと非連合学習は読んでも具体的な事例が思い浮かばなかった
冒頭の「30歳を超えてからの方が、脳の大切な機能のうちのいくつかは活発になる」のは、「脳が経験メモリーどうしの似た点を探すと、『つながりの発見』が起こって、急に爆発的に頭の働きがよくなっていく」からだという。海馬こそが、この『つながりの発見』をつかさどっているのである。
「やる気」という言葉は、「やる気」のない人間によって創作された虚構なんですよ
人間は、行動を起こすから「やる気」が出てくる生き物なんです。
仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。そうした行動の結果を「やる気」が出たから…と考えているだけなんですよ。
本来「やる気」というのは行動を起こせば自然とついてくるものなので、わざわざ「やる気を出す」ために特別な方法を探す必要はないんです。
https://youtu.be/1vbmriHTy5g
基素.icon動画より文章読んだほうが情報量多い
体を動かすと脳がスイッチする
笑顔を作ると楽しくなる
ガッツポーズという「行動」を取ってみてください。達成感という「気分」が生じるんです
体が先、感情はあと
はじめの一歩を踏み出す「やる気」の脳内メカニズムについては、運動制御や報酬を計算する大脳基底核(線条体やドパミン神経)が重要であることが明らかにされてきました。 中枢におけるドーパミン神経はしばしば4つの主要経路に分類される(ドーパミン神経系)
中脳-皮質・辺縁系路が報酬に対する応答を司る報酬系として機能し、特に側坐核が重要な役割を果たすことが知られている。依存性薬物は全てこれらのドーパミン神経系に標的を持ち、ドーパミン濃度を上昇させる。この神経系は嫌悪刺激に対する反応にも寄与すると考えられており、腹側被蓋野に対する入力の違いによって報酬と嫌悪が分かれることが光遺伝学的手法によって示されている。 また、黒質-線条体路も報酬に関与することが示されている。
線条体は報酬設計に関係がある
日常生活で我々が行動するとき,通常,目標を達成し報酬を得ようという動機 づけによって行動を計画しそれを実行に移す.報酬が得られなければ試行錯誤に よって行動を修正するよう学習(強化学習)し,よりよい行動をとるようになっ ていく.この際,我々は絶えず現在の状態と到達目標とを比較し,目標に近づく ほど期待が高まる.従って,このような動機づけに基づく目標到達行動の情報処理に際しては,報酬に対する期待の大きさが重要な要素の 1 つである.サルを用い た単一ニューロン記録により,辺縁系ループ回路に属する腹側線条体や前部帯状皮質に,短期的及び長期的報酬期待の情報を持つと考えられるneuronがそれぞれ存在することがわかってきた.また,前部帯状皮質のニューロン活動は強化学習における内部的な評価値の生成のための中間的な情報を担っている可能性が あることもわかってきた. ヒトの非侵襲的イメージングでは腹側線条体が報酬の予測・評価・報酬予測誤差の表現や、動機に基づいた学習に関与していることが示された。報酬の時間的予測については結論に差異がある
2001-2004年の論文が論拠になっている。記事が書かれたのは2019年であるので、この辺りの知見は2000年代前半によく研究されたようだ
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