かつて柔道は階層を超えた社会関係資本を築く仕組みだった
@ajico_k: 『なぜ木村政彦は力道山を殺さなかったのか』を読んで知ったのは、明治大正昭和の財界人、ヤクザ、実業家、みんな若いころに柔道をやっていて、そのコミュニティでどんどん人脈が広がり、それで社会的に成功していったので、社会的な成功に『柔道がそれなりにできる』が必須だったこと。(1/8) @ajico_k: かつて、スポーツによって人脈が形成されえた時代は、出身や出自に関係なく、ただスポーツができれば(できなくてもそこに所属していてある程度人間関係ができていれば)その人脈をたどって知り合いを作ることができた。(5/8) @ajico_k: 今はそれがなくなり、社会的階層を越えて強く人をつなげる役割を果たすものがなくなってしまった。 『縦の旅行』と『横の旅行』という言葉がある。縦、とは、その住んでる地域での社会階層を越えての交流で、横、とは地域を越えて別の文化圏のしかし同じ社会階層の人間との交流のことをいう(6/8)