「社会正義」はいつも正しい
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原題:Cynical Theories: How Activist Scholarship Made Everything about Race, Gender, and Identity—and Why This Harms Everybody
著 ヘレン・プラックローズ
著 ジェームズ・リンゼイ
ISBN 9784152101877
アラン・ソーカル、リチャード・ドーキンス絶賛
Feminism、クィア理論、批判的人種理論――〈社会正義〉の御旗の下、急激な変異と暴走が続くポストモダニズム。「第二のソーカル事件」でその杜撰な実態を暴き、全米に論争を巻き起こした著者コンビが、現代社会を破壊し続ける〈理論〉の正体を解明する! @shotichin: 『「社会正義」はいつも正しい』解説記事の公開を停止しました。私はテキストが持ちうる具体的な個人への加害性にあまりに無自覚でした。記事により傷つけてしまった方々に対して、深くお詫び申し上げます。記事の公開後、多くのご批判を社内外で直接・間接に頂き、 「社会正義」によってキャンセルされてしまうということが本書の内容のようなので、本を持って本の内容を示している
実際にどこがテキストが持ちうる具体的な個人への加害性と検討したのかが示されていないので謎である
本書はこうした「社会正義」の様々な潮流を総覧して整理してみせる。そしてその源流が、かつてのポスト・モダン思想(日本では「ニューアカデミズム」とも呼ばれたフランス現代思想)の歪んだ発展にあるのだと指摘する。それが、過去数世紀にわたる飛躍的な人類進歩をもたらした、普遍性と客観性を重視するリベラルで啓蒙主義的な考え方を完全に否定する明確に危険なもので、これを放置するのは分断と敵対、自閉と退行につながりかねないと警鐘を鳴らす。 本書の最大の功績の一つは、多岐にわたる「社会正義」の各種「理論」を、まがりなりにも整理し、多少は理解可能なものとしてまとめてくれたことにある。
こうした「社会正義」の理論と称するものの多くは、とんでもなく晦渋だ。文字を追うだけでも一苦労で、なんとか読み通しても変な造語や我流の定義が説明なしに乱舞し、その理論展開は我田引水と牽強付会の屁理屈まがいに思える代物で、ほぼ常人の理解を超えている。それをわざわざ読んで整理してくれただけでも、実にありがたい話だ。 が、実はだれにも理解できないのをいいことに、そうした「理論」自体が、まさに常軌を逸した異常なものと化している場合があまりに多い。それを本書は如実に明らかにしてくれる。
フェミニズム、批判的人種理論、クィア理論等々の個別理論の基本的な源流はかつてのポスト・モダン思想 つまりオメーらみんな、口を開いた瞬間に権力に加担している。えらいアタマのいい、言語に対するシャープな批判力を養い、社会を超越した視線を持つ自分たちだけが、その欺瞞に気づけるし、資本主義の幻想の中で右往左往するだけのオメーらのバカさ加減を認識できるんだよ、というのがポストモダニズムだ、と本書は述べる。
ふーん、それで? 資本主義社会が幻想ならどうしろと? それに代わるものをこの理屈は提出できない。その意味でポモ思想は、左翼がかった高踏的なインテリどもの知的お遊びにすぎなかった。
現代思想業界の雑誌が、本物の科学者たちの捏造した無内容なインチキ論文を嬉々として採用してバカにされた1995年のソーカル事件は、そうした社会的な認識の現れでもある。 20世紀後半に資本主義の問題だと思われた女性の抑圧や植民地主義、人種差別といった社会の問題は、社会主義が失敗して資本主義の中で改善されるとともに活動家の言えることは少なくなっていった 各種の抑圧や差別は、社会全体における権力関係として、人々の「知」の構造の中にはびこるものとなる。それを表現するのが言説であり、そしてその言説が繰り返されると「知」は強化され、そこに内在する差別や抑圧はますます強まる。それを何とかしない限り、形式的な法律だの規制だのをいくらいじったところで、各種社会問題は何も解決しないのである! 社会の正義を実現するためには、社会全体の言説と「知」のあり方を変えねばならない!
「権力者たちは自分に都合のいい場所ので問題を認識できない。認識できるのは被抑圧者、被差別者、弱者、他者、マイノリティたち。だから知のあり方を変えるために言説を発する人を吊し上げる!」→キャンセルカルチャーに至る この考え方なので、自分たちが取り締まる側であり、正義。だから歯向かう人は有罪。事実も論理も関係ない(「それ自体が権力的な言説なのだ」)
マーティン・ルーサー・キングは、肌の色ではなくその中身で人が判断される時代を待望した。これは啓蒙主義とリベラリズムの思想で、あらゆる人を平等に扱おうとする。 だが「弱者」に特権的な視点と判断力があり、その人たちのお気持ちだけを重視すべきで、そこに含まれない人々は目覚めていないんだからその主張は無視してよい、というこの「社会正義」の理論は、分断と対立を煽り、別の形で差別を温存させるだけだ。 アイデンティティを超える普遍的な価値観と万人の共通性を強調した、啓蒙主義とリベラリズムの立場を復活させるべきなのだ。だって、それが実際に社会の平等と公正を拡大してきたのはまちがいのない事実なのだから。
これまでは、「差別はいけません」といった漠然としたお題目のために、みんなこうした理論に正面きって反対するのを恐れてきた面がある。それがこうした「理論」をはびこらせてしまった。だが「社会正義」理論を否定するというのは、別に差別を容認するということではない。
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@tora: だからこれ、「ジェンダーアイデンティティ選択の自由の名のもとに、子供への安易なホルモン投与や性器切除といった、直接的に健康や厚生を阻害しかねない措置が、容認どころか奨励されるという異常な事態すら起きつつある」はデマなんですよ。どこの世界に住んでるんですか https://t.co/5PU5Pqm4mn 和文だと出てこないがこれはアメリカの本なのでアメリカの話だろう
医学系は基本認めてない?
ホルモン投与
医学的な性転換を規制する法律の立法を医療行為への危険な侵入として反対意見を出している
性同一性障害の子供のホルモン療法などがあるようだ
専門的に介入できるから黙っとれという意見
13-17歳の0.7%がトランスジェンダーと言うだと推定(UCLA law school)
Z世代は成人の2%(出典不明)
LGBT成人の11%がトランスジェンダー(Gallup)
nonbinaryと言うのもあるのか(自称にthey/themを使う)
情報生命体みがある
女性か男性かを特定していないと言うだけで自我は1つか
思春期までホルモン治療は非推奨
医療ガイドラインでは18歳になる前の性別適合手術(性器切ったりする)は非推奨