Winny
・Windows 9x前提の設計
・不自由ソフトウェア
・プロトコルすら非公開
・作者逮捕により開発停止
などだ。
@EzoeRyou: そしてP2Pは本質的にスケールしないので、衰退は必然だったと言える。 @gweoipfsd: Winny問題のややこしいところは、事件当時の空気感は現在とだいぶ違うところがいくつかあって、そもそもソフトウェアに著作権があるのがおかしいと思っている人が、いまよりも多かった。とくにインターネットのエンジニア界隈ではむしろ主流派だった。これはインターネットの主要技術が商用ソフトウェアに反発して、みんなで開発して無料で共有するというオープンソフトウェア文化に支えられていたことが原因です。なのでコンテンツだって無料でコピーされて当然だろという空気がネットのコアユーザほど支配的だったんですよね。 それといまよりもさらに警察など司法がインターネットの技術なんてまったく分かるわけがないしという思い込み(たぶん当時はかなり正しい)がネット全体にあって、司法にインターネットのことを決めさせたくない、彼らにそんな資格はないという空気がありました。
なので、みんな当時から、金子氏が意図的に違法コピーをしやすくするソフトを作っていたことなんて百も承知だったと思いますが、それがなんで罪なんだとおもって金子さんに味方をしたということだと思います。そもそもソフトウェアのコピーに金をとるのがおかしいとみんな思っていた。単なるデータじゃん、ってかんじ。
ネットが著作権を守らないとダメという空気に変わったのは、ニコ動(引用者注:ニコニコ動画)登場以降で、ネットユーザーがボカロなどのコンテンツをつくりはじめてからです。 それまでは着うたの違法ダウンロードサイト使うのもあたりまえで批判するひともほとんど世の中にいなかった。漫画村事件のときとは全然違っていた。