1000ルクス以上の光を1日約2時間浴びることが近視を抑制する
近年の研究において、屋外での活動が子どもの近視の発症抑制、進行の遅延につながるという研究結果※5,6,7,8,9が、多数報告されています
その中でも、近視の進行を抑制する可能性の高い取り組みとして「太陽の光を十分に浴びる」ことで効果が出るということが最近わかってきました。1,000ルクス以上の光を1日約2時間浴びることが近視を抑制するというもので、直射日光でなくとも、木陰の明るさ程度でもよいとされています
Jones, L. et al. 2007, ‘Parental History of Myopia, Sports and Outdoor Activities, and Future Myopia,’ Invest Ophthalmol Vis Sci;48(8):3524-32
Rose, K. et al. 2008, ‘Outdoor Activity Reduces the Prevalence of Myopia in Children,’ Ophthalmology;115(8):1279-85
Rose, K. et al. 2008, ‘Myopia, Lifestyle, and Schooling in Students of Chinese Ethnicity in Singapore and Sydney,’ Arch Ophthalmol ;126(4):527-30.
He, M et al. 2015, ‘Effect of Time Spent Outdoors at School on the Development of Myopia Among Children in China A Randomized Clinical Trial,’ JAMA 314(11):1142-1148
Wu, P. et al. 2013, ‘Outdoor Activity during Class Recess Reduces Myopia Onset and Progression in School Children,’ Ophthalmology Vol 120, Issue 5
https://gyazo.com/1d7dc624fb3cf3596920288724a1aac7
近視進行抑制の可能性~基礎から臨床に向けた橋渡し~
慶應義塾大学医学部眼科学教室 鳥居 秀成
紫外線は入れない方がいいのではないのか
現在紫外線を浴びる事で目におこりやすくなるとわかっている病気は白内障と翼状片です
れらは紫外線の中でもUV-Bにより起こるのではないか?とも考えられています。となるとUV-Aに入るバイオレットライトやブルーライトは安全なのかもしれませんが、まだ確認は取られていません。