ダッチオーブンの圧力は圧力鍋の1%程度
圧力鍋の原理
圧力鍋の圧力は2気圧程度
鍋の種類などによって差異はあるが、およそ2気圧で120℃、圧力の高いものは2.45気圧で128℃程度になる。
加圧することで沸点を上昇させ、温度をあげることで調理を早く進行させる
圧力鍋は鍋と蓋を密封する構造になっており、加熱で圧力がかかる仕組みである。
水の沸点は圧力が高くなるにつれて上昇するため、内部の温度は沸騰の前であっても100℃以上となる。
この高温や高圧により、野菜類ならば細胞壁が早く破壊され、肉類ならタンパク質や繊維が早く分解されるため、短時間で調理することが可能となる。
通常の沸点である100度から温度が5度上がるだけで、調理時間は半分になる。さらに5度上がると、さらに半分になる。最高温度の120度に達すれば、通常の速度の16倍で調理できるのだ。
内部2気圧の圧力鍋の直径25cm(10インチのダッチオーブン)の丸蓋にかかる重量は505kg重
1気圧は1.01300*10^5 Pa (1.01kPa)
Paの次元はN/m^2
標準大気が1気圧あり、もう1気圧増やすことを考えると、かかる力は
$ (1.01 \times10^5) \times \pi(0.25/2)^2=4.95 \times 10^3 [N]
約505kg重ぐらい
蓋はせいぜい重量5kg(5 * 重力加速度9.81 = 49N)なので、圧力鍋の1%程度の圧力しかかけることができない。
飽和水蒸気圧表をみてみるとw105℃に達するためには120.8kPa必要である。1%程度では101℃にもならないだろう。
まさに同じことを考えていたページ
じゃあうまいのはなんなの?
普通の調理器具よりも熱容量が大きいので、高温でも温度ムラが少ない
5mmの鋳鉄
この理屈が正しいとすると、ある程度大きいサイズのほうがより安定してつくれるはず
Thanks to cast iron's incredible heat retention, there's no better way to get crispy fried chicken, flavorful roasted veggies, or a perfect loaf of bread.
ウォーターシールによって水蒸気が漏れにくい
Water sealなどで検索しても出てこないので日本固有の宣伝文句かも
その場の雰囲気による心理的作用