ググってすぐ出てくる情報・出ない情報
ある製品Xについて知りたいと思ったとする
前提
製品Xは仕組みSの組み合わせによって性質Aが得られ、環境と合わせて顧客価値を生み出している
製品Xについて調べたいこと
製品Xが自分に合っているのか、他の製品と比べたときにどうなのか
これを知るためには、最低限、性質と環境を知る必要がある
情報の取得難易度は多分こんな感じ
https://gyazo.com/460b7f637e9ae8e01b3da6c1b1d1c5ff
検索してすぐに出てくる情報(検索◎)
例:アフィブログ、個人運営かつ収益化が目標
顧客価値のみを享受しているだけの人が書いた記事
特徴
限定的な文脈下で便利という説明
気が聞いたレビューならいれば、他の製品との比較がある
読み手の感情に過度に訴えかける構成
当人が使っていない商品紹介もある
2020年現在、基素.iconはYouTubeの商品紹介のほうが信頼性が高いと感じる
はやっているものの体験談
大手専門誌か、言葉を選んで何回か試行錯誤して検索すれば出てくる情報(検索△)
性質と環境の理解があり、どういう文脈で出てきた製品なのかを踏まえてレビューした記事
ガジェット分野の例:ITmedia、エンガジェット、GIZMODO、Tomshardware、Drikinなど
専門的なクラスタで話題になっているニュース
検索して一番上に来ないパターンもある
論文を読むか、開発よりの知識を有する人を追わないと出てこない情報(検索×)
専門家をフォローしたり論文をウォッチしていないと出てこない情報 読み手にも一定水準の知識が必要になる
文脈の説明がないから
この知識が必要な人は少ない
自分にとって新規の情報から情報を得るときには、◎から△を目指す
複数のソースを当たって、検索◎の領域の人の情報も活用
「どういう人が」「どういう場合に」言っているのかに注目する
このフェーズではScrapboxが便利
事例
医療系の知識知りたいときついYouTube見ちゃうけど1万円ぐらいで学生が読むような本買った方が費用対効果めっちゃ高かった(テキストの情報にたどり着くのが大変)
広告費をかけられるようなビジネスがある医療分野は特にテキスト課金の費用効果が高い
どれが広告なのかはわかるが、どれぐらい誇張されているのかがわからない
2010年ごろ南場さんの頃から意外と変わってない?
>ネットを徹底的に調べたが、たとえば「癌に効くキノコ」とかいった話も出てきて、ネットは...信頼できないことがわかった。それ以降、私の情報収集は基本的には論文と、専門家からのレクチャーが中心になった
YouTubeの良いところは実際にどうなのかが映像付きで見られることがあるところで、それ以前に「どういう手法があってなぜそれを選ぶのか」はほぼ説明されない
ネット検索はおそらく業界標準認識なのだろう
YouTubeやTwitterという巨大サービスはユーザー数が多いにも関わらず、Google検索に引っ掛からないことがある
周知性の判定基準が変わってくるかもしれない?
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