2022-11-05 ロードバイクで落車、骨折した経緯
はじめに
先週の土曜日にロードバイクで走行していたら下り坂カーブで転んで怪我してしまった
いつかやってしまうだろうなと思ってたので大変情けない話だけど、戒めのためにインシデント事例として経緯をまとめます
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大きく左に曲がった後の右カーブで体勢を崩してしまい、右肩から路面に転倒してしまった
当日は車通りが無い状況での単独事故
これによりサイクルジャケットとリュックが破れ、ハンドルが少し曲がり、そのときは分からなかったけど右の鎖骨を折ってしまっていた
インシデント要因
いくつか複合的な要因があるので、思いついたところを書きます
路面に「速度おとせ」と書かれているように、まずはしっかり減速していれば防げていたはず
https://gyazo.com/e42d3b4aa19ed61fec3154c468da722e
走行記録的には35km/hくらいだったので(ロードバイクだと平地でも30km/h、下りだと50km/hは簡単に出てしまう)下り坂としてはそれなりに減速しているつもりだったけど、急カーブの連続を走るにはもっとしっかり減速すべきだった
下り坂に入る少し前に先行車グループを追い抜いていた
追い抜くときって並走しないように少し加速するし、後で追いつかれると気まずいのでちょっとペースを上げようとしてしまう。それがちょうど下りに入るところだったので気持ち的に少し速度を落としきれなかったのかもしれない
コーナーに砂が吹き溜まっていた?
これは現場の写真を撮り忘れてしまったし自分の思い込みの可能性もあるのではっきりとは言えないけど、コーナーに砂があって滑ってしまいそうに見えたので強くブレーキをかけられなかった
連続したカーブ
カーブが連続していたので、走ってるうちにだんだん効率よく曲がっていこうという気持ちが生じてしまった
初めて走る道
ふだんは近所の道を2,30km走っていて危ないところが体感的に分かってるけど、初めて走る道はもっと慎重にしないといけなかった
車が全然居なかった
車が居ないのが幸いだったけど、逆に車が居なかったことでちょっと開放的になっていたかもしれない
ロードバイクに乗り始めて1ヶ月という状況での慢心
クロスバイクを2年ほど乗って先月からロードバイクに乗るようになり、その快適さがすっかり面白くてちょくちょく走るようになった。100km近いロングライドも今回で2回目なので、ロードバイク初心者的に少し慣れが生じてきていた
前回乗ったのが電動自転車だった
ロードバイクはディスクブレーキでしっかり減速しやすいので性能差をちょっと過信していたところもある
転倒後
やってしまった、とは思いつつもどれほどの状況なのかとにかく分からなかった
前述の追い越したグループに大丈夫ですか?と心配されるも、自身でもどの程度のダメージなのか分からず「たぶん大丈夫…、だと思います」と言うしかなかった
100kmくらい走る折り返しのところだったので、ここから残りどうやって帰るかということばかり考えていた
あとでちゃんと状況を分析するために写真を撮っておくべきだった
転倒直後はやはり痛みが分からない
分かりやすく血が流れるほどではなかったけど、肩を上げようとすると痛くて無理だというのが分かった。 ただ、ハンドルを握る姿勢的には特に痛みもなく、手先もはっきり動くのでとにかく自走して帰ろうと思った
自転車の状態を確認するとチェーンが外れたくらいで走行は大丈夫そうだった
自転車に乗るとハンドルが右に10度くらい曲がってしまっていて改めてショックを受ける
肩以外のダメージは肘と膝に擦り傷があるくらい
帰宅してから気づいたけどヘルメット側面も擦った跡があり、ヘルメットのおかげで頭部が守られていた
手もグローブをしていたので保護されていたと思う
少し肌寒くてインナーとジャケットを着ていたので、皮膚を直接擦らなかったのも良かったかも
肩は触ってみると明らかにボッコリと腫れていて異常だということが分かる
この時点ではまあタンコブでもこのくらい腫れることもあるだろうと楽観的に考えるようにしていた
怖くてあんまり確認できないのでとにかく帰宅してからという気持ちになる
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miさんのマンガに出てくる肩が出っ張ってる人を思い出していた
https://gyazo.com/ba310886faef1cdcae4d18f0472a5649https://gyazo.com/e7a199fd0ca36d349b5ffad190ec3532
ジャケットを見ると肩口が破れてしまっていた
走行中に背中から液体が漏れてきてなにかと思ったら、背負っていたリュックも破れていて中に入れていたペットボトルが潰れていた
これはちょっとクッションになってくれたのかもしれない
だんだん痛みだしてきたら怖いなと思ったけど、そこは特に問題なく大丈夫だった
肩は曲げようとすると痛いというか、熱い
帰路、怪我した状態で50km近く走ったけど、これでまた事故ったらどうしようもないな…という気持ちで一杯だった
肩が痛くて右側に振り向きづらい状態だったので、万全に走行できるとはいえなかった
自転車もどのくらいダメージあるのか分からない
とはいえ土日は病院やってないし、救急車呼ぶほどか?と思ってしまうし、自転車どうするんだとかとか考えてしまう
帰りは下り基調だしとにかくいったん帰宅してからだとばかり考えて、慎重にゆっくり走った
帰宅
なんとか走り終えて帰宅
状況確認
肩を曲げる必要があるので服を脱ぐときが一番つらかった
写真に撮ってみると、意外と自分がイメージしていたほどでは無いかもしれないなと感じる
肩を下げているぶんには痛みがなくやり過ごせる
とにかく細かいことは土日様子見て週明けに医者で確認してからだと思う
寝るときはベッドで寝返りが心配だったけど、土日とも仰向けで寝たら起きたときも仰向けのままだった
普段はタブレットを見ながら横向きで寝ることが多いので、仰向けでこんなに寝れるのかとちょっと驚いた
病院
月曜になったので朝一で整形外科に行く
土日よりも改善してきた気がするので、これただの打撲だったらわざわざ病院行くほどでも無いかも?と思ったりするほどだった
しかし医者に肩を見せた途端、「あー、骨折…、か脱臼だね」って言われる
レントゲン撮って確認するとバッキリ折れてる。肩がボコッとしてたのはやっぱり骨が突き上がっていたせいだった
手術が必要とのことで紹介状を書いてもらい、大きい病院にはしご検査に行く
大きい病院で一通り検査、診察
折れた骨がずれていてこのままだと自然治癒はしないため、手術が必要になるとのこと
今回の手術には厄介なことが2つあると言われる
鎖骨は真ん中で折れる分にはプレートを当てて治しやすいけど、今回は鎖骨の端のほうが折れてるのでボルトでプレートを留めづらく簡単に治しにくい
手術の日程が最短で来週末になってしまう
早くできる病院を自分で探せば紹介すると言われたが、コロナもあって面倒そうなのでそれで了承する
土日過ごしてみて肩を上げなければ生活自体はできそうだった(仕事も)
ただ手術をせずにいても大丈夫なのか確認すると、手術のときに組織を剥がす手間が増えるなど影響無くはないが大きな影響はなさそうだった
肩を動かさないように安静にするけど手先は使っていいですか?と聞いてみたら、むしろ積極的に動かしてくださいと言われた
もともとこの病院には健康診断の数値が悪くて内科で通院していたけど、今回血液検査したところ数値が良くなっていたと聞いた
これが「良いニュースと悪いニュース」か、って思った
内科の数値が悪いのは運動不足の要因があるのでそれがロードバイクで改善されたと思うけど、かえって大きいダメージを負ってしまった
手術は全身麻酔が必要で、前後合わせて3日の入院が必要になるのでいろいろ説明を受ける
結局町医者と病院行って朝9時から午後4時過ぎまでかかった
ひとまず職場に状況を共有した
反省まとめ
下り坂はとにかく気をつける
街から離れたところはあまり単独で行くべきではない
もともとグループライドするつもりだったけど、都合が合わなかった
でもいい季節なので走りたかった
自転車保険に入っておくべき
保険に入っておくと搬送サービスが使えるので自走する必要がなかった