現代経済学の直感的方法
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以下読書メモ
インフレとデフレのメカニズム
インフレとデフレ
物資と貨幣のバランスが崩れることで起こる
ただし、造幣局が刷ることで生じるだけではない
むしろ、多くはサーキットが広くなっていく過程で生じたボトルネックが全体に波及していくというメカ日ズム
なので、好景気の状態はインフレを発生させやすい
インフレとデフレにおける、サンドイッチ状の損得
資産家、起業家、労働者 階層
インフレでは真ん中が得をして、両サイドが損をする
インフレの良し悪しは、階層によって異なる
政府は、景気を良くするために、ほどよいインフレを期待する
民衆の生活が犠牲になるので、そちらの対応のためにインフレをブレーキするなら、資金流入を絞る
金利を上げるのが有効なコントロール策
貿易はなぜ拡大するのか
貿易とは、地方ごとの品物の価格差のばらつきによって駆動する
農業社会に貿易が入ってくると、巨大な利益が発生する
国家経済のバランスも崩す
近代では、商業から産業に移行
オランダやイスラム
英国の産業国家
貿易の利益は、関税という形で国家政府に流れ込む
自由貿易の登場
個々の企業にコスト定価という形で広がる
自由貿易体制
貿易の利益を極大化して、広く分散する
一見公正だが、富めるものがより富む
先に二階に上がったものがはしごを引き上げてしまう
現代では、コンピュータによるグローバル化
この状況下で、自由貿易と保護主義との適正点が誰もまだ分かっていない
ケインズ経済学とはなんだったのか
経済とは、石油ポンプが自分の組み上げた燃料で動いているようなもの
一度縮小均衡に陥ると、よそから資金を入れないと自力では拡大が難しい
それは政府が公共事業でやるとよいというのがケインズの考え
投入した資金は乗数効果で経済拡大に寄与する
ケインズプログラム
欠点
公共事業なので、大きな政府が必要
財源としてしばしば国債発行が必要、財政赤字とインフレになりやすい
貨幣はなぜ増殖するのか
又貸し
実際の価値のあるものと、それを銀行などにあずけたときにできる貯蓄を、銀行が投資に回すことで現れる「虚」
これが乗数効果で写っていく
このように、造幣局が刷らなくても、銀行のような預かる場所があれば増殖する
貨幣の起源
イングランド
ボトムアップ
金細工職人から
モンゴル
トップダウン
軍事力による普及
伸びなかった
準備率によって、増殖の割合が変わる
一見不健全だが、経済社会が好景気なときにはどうしても要求される
これらは電子化とは無関係に以前からあるもの
ドルはなぜ国際社会に君臨したのか
国際通貨
輸血のたとえ
貨幣のなりたちの2面との類似
イングランド
金細工職人から
ドルもこれにちかい。最初は金本位
モンゴル
途中から変わった
軍事力でパワーを維持してる点でこれに近い
結局、軍事力、核の力で維持してる
一方で、「慣性質量」のようなもので、軍事力以外での影響力もありうる
コンピュータネットワークはそれを作り得るかも
基軸通貨に対する矛盾した要求
すぐには勝手に増やせないが、
経済の拡大に合わせてゆっくりとなら増やせる
これは仮想通貨は苦手とするところ
過去の通貨は?
イスラム通貨
優等生だったが
そもそも、世界通貨と言っても単一の国内通貨
単に経済圏が大きかった
二重性がない
ポンド
第二次世界大戦の前あたり
英国は米国ほど世界通貨としてやっていくつもりがなかった
たまたま海外にはみだした通貨
ドルとイスラムの中間
金本位制の落とし穴
自動回復機構
間に合わない
外貨不足は、飛び込む前の深呼吸ができなくなる
ケインズ、バンコール
グレシャムの法則
貴金属から紙幣に変わって、問題の構造がそもそも変わってしまって退場した
同様のことが電子情報に変わる過程で発生しないのか?
あくまで教養として
ブロックチェーン
小中規模
これは便利
ハッシュのチェーン
大規模
電子的な金本位制
報酬は半減期を決めて、全体の総量を決めている。すでに85%
ビットコインの限界は、金本位制の限界とともにあるはず
金本位制の弱点
国などが必要に応じて量を増やせない
ビットコインは、自身の価値の上下でこれを調整してる
リブラ
ドルや円などと交換できるタイプ
面倒事はドルとかにまかせる寄生型
中小規模
資本主義の将来はどこへ向かうのか
ふりかえり
第一章
止まれないメカニズム
縮退
経済が、巨大企業に縮退している
生態系
一部の種が反映を独占してるのを悪い状態と捉える
といった一応は基準はあるが、それでも相対的
作用マトリクスで縮退を捉える
一部のものだけでの相互作用で完結して、それ以外のものが衰えているのを縮退と呼ぶ
縮退してないのとしているの、どっちが難しいか
当然多様性がある縮退してない側
それを維持するためのバランスが難しい
縮退してれば、それらの相互作用だけみればいいから
縮退はその点で、希少性の低い状態に移ったで劣化とも言える
縮退の過程で富が発生する
希少性、という言葉を筆者は使っているが、miyamonz.iconは特殊な状態、と捉えたい?
しかし、昔からの長期的に培われたシステムが、巨大企業らによって縮退させられて富が吸収されているというのはたしかにという気持ちもある
誤った多様化がかえって縮退を加速する
どうった点で誤ってるのか?
短期的欲望のバラエティが増えてる
量的拡大ではなく、質的縮退から富を絞り出すようになった
最後の章は論理が飛躍して難しかったなmiyamonz.icon
各論やコンセプトを改めて別ページに書き出すと良さそうmiyamonz.icon