アフォーダンス
https://scrapbox.io/files/648e1ebe16a72a001cfd314c.jpeg
アフォーダンス
ギブソンのアフォーダンス理論は、対象認識において身体に基づいた行為可能性の重要性を説いている。
アフォーダンスは「~できる、~を与える」というアフォード (afford) という英語の動詞の名詞化。
生態学的認識論を展開したギブソンが生みだした言葉で、
〈環境が動物に提供する「価値」〉のことである。
アフォーダンスとは環境が動物に与えるために備えているものである。
事物の物理的な性質ではない。それは「動物にとっての環境の性質」である。
アフォーダンスは 知覚者の主観が構成するものでもない。
それは環境の中に実在する、知覚者にとって価値のある情報である。
*当然知覚者ごとに「価値」は異なる。
環境とは物理的環境という意味ではなく、
自らの感覚運動器としての身体を通して構築された環世界としての環境を指す 。
この議論の文脈において重要なことは、
行為者の身体や行為系に依存して主体の環境認識が変化するということ。
感覚系ではなく、行為系に環境認識が依存するということが重要。