講義資料1
https://youtu.be/SwS8J9kM0hg
7/13の講義の自動書き起こし
(青文字は基本的にクリックして別ページに飛べます)
当日配信中にノートなどをとってくれる方は以下のGoogleドキュメントのページを使ってください。
https://docs.google.com/document/d/1yGxFztPh4rCGWoL8ELSs_X-K9x_pFS9nvumMtgxnQJA/edit?usp=sharing
今回の企画は以下の勉強会企画の一環です。希望者がいれば、一回生向けの社会学入門や経済学入門の教科書の購読や教育哲学のコメニウスの各書籍の購読、教育心理学などの教科書の購読なども行いたいと考えています。希望する人は大学のDiscordにその旨を書き込んでください。また外部の人向けには学習におけるICT活用の意見交換や、読書会なども検討しているので、それは教育をまなぶ会のDiscordの方にコメントください。
/syaberiba/勉強会企画
今回、登壇者のまつどは、9章までしか読んでいないので、それ以降は分かりません。
形式が内容を決めることがあるという話。
学生を思考にいざなうレポート課題でレポート課題における盗用を避けるためにどんな工夫をしたらいいかという話があって、そこには、対話での形式にするという案があった。通常、レポート課題というのは、論文の形式で書くように指示があるが、例えば、答えを買って、それを編集して提出するような人を相手にしたときや、教科書から記述を抜き出すだけのレポートに比べると、自分の頭で、編集し直さないといけない。
松岡正剛の編集工学を思い出した。
講談社現代新書の本を参考に
インタラクショナルデザイン
インザミドル
今回扱う、教科書しょうせつ教育原論202Xは、教育的配慮のある意欲的な教育学の入門書といえるだろう。
出版は2019/02であり、タイムリーな内容を扱っていることもポイントが高い。
僕が所属している大学の教育原論の教科書であり、教育哲学のレポートの参考文献に指定されており、この本を最初に読む人が多いのではないかと思ったことが今回、この本を選んだ理由。
形式が内容を決めるというと、世の中に出回っている参考書や教科書には、色々と工夫されているものが多くて、どのように工夫されているかということを考えることは、学ぶ際に、書き手の配慮を知り、その恩恵を被りやすくなるのではないかという気がしている。
色々と工夫されている本があるが、推しの本はあるか?
自分の場合は、今この瞬間に思い出せる本を挙げてみると、
小説形式
数学ガール
対話形式
デーモン君のソース探検―BSDのソースコードを探る冒険者たちのための手引き書
サブカルを交えて
中国化する日本
説明が面白い、ためになる
世界史論述練習帳new
中村保男『英和翻訳表現辞典』
解釈につよくなるための英文50
長文読解の“秘訣”(新装改訂版)
暗記系
世界史ワンフレーズ
漫画で分かる
マンガでわかる有機化学
中学生向けなのに、扱う範囲が中学を越えている
中・高一貫の数学 (中学数式編)
目で解く幾何
高校生向けなのに、扱う範囲が高校を越えている
石川正明の新理系の化学
何度も反復したい
佐々木高政『和文英訳の修業』
薬袋善郎『基本からわかる英語リーディング教本』
入試を題材に深く分析する
『小説入門のための高校入試』や『教養としての大学受験国語』
この本がなぜ小説である必要があるのか?
学習態度について学ぶことができる
この小説は以下のような順で話がすすむ。
僕とマリ(人工知能)のやりとり、大学での僕と教授のやりとり、その反省をうけて僕と祖父(ケイ)のやりとり、そのあと、大学における教授の授業を僕が「整理してブログにアップ」して、それに対して祖父がコメントをする。という順番で進み、最後のブログの部分は、授業を受けて、その内容をそもそもブログにアップしていいのかという問題はあるのだけれど(多くの先生は許可してくれないだろう)、しかし、授業中に考えたことを他者と共有しようと思えば、授業の内容を整理して、それに対して自分の考えたことを追記していき、それを何らかの方法で共有する
そもそも、講義中心型においては、コミュニケーションはたとえば、先生が授業の途中でコメントシートを渡して、それを先生が回収して、先生のお目にかなったコメントに対して回答するというような、先生⇔各学生のチャンネルはあっても、各学生⇔各学生のチャンネルがあまり築かれないものが多いかもしれない。
ICT活用なんて必要ない(なぜなら現場がそれに追いついてないから)という意見は最もなのだけれど、僕からしてみれば、現場の教員はICT活用なんてできないのだから、それを活用して授業するのは無理なんだろうというふうにも思うし、また、とりわけICTを活用して学ぶべき通信教育において、(しかも教員を志望するような人たちが)、ICT活用に関して不得手なのは、ちょっとよろしくないと思うので、上級生が面倒を見るべきと思うし、経験を蓄積して、学習に役立てていこうという学習科学的な発想を大事にしていく必要があるだろう。
オンラインにおける協調学習がどうあり得るのか、その困難さはどうやったら改善されるのかという知識を共有しよう。
どうしたら深く理解できるのか。「自分」が理解できるということを保証するだけでなく、教育はそもそも助け合いで成り立っているのだから、その知見を誰か困っている人の解決につなげていくためにはどうしたらいいのかを各自考えよう。
教育の形骸化で、よくやり玉に挙げられるのが、入試で、入試があるかぎり、授業は入試対策になりがちであって、それは教育学部であってもそうで、課題をクリアすることが目的になってしまって、課題を理解することが疎かになりがちである。とりわけ、教科教育の科目も深く理解して、さらに教員採用試験の対策もして、さらに期日までに教育実習や介護実習もしないといけないというハードスケジュールなので、協力というのが難しいのは分かるので、そんな余裕ないというのは最もだという気もする。
でも一回生や二回生から通信教育に在学している人にはそういうことを意識してもらいたいと思っていて、そういうことが重要だと思う人は声をかえてください。
別の大学の通信教育であっても、仲良くしてください。
通信教育だと『自立学習の手引き』というものがあるけれど、オンラインにおける協調学習についてはあんまり書いてない。
通信教育において、学び方を教材を通じて学べるというのは大きいと思う。
https://gyazo.com/550035c207ea6a9313c81f6f67ddbe86
出典(概説)大学教育におけるアクティブラーニングとは
http://smizok.net/education/subpages/a00002(daigaku).html
(例えば、グーグルドキュメントであればリンクを共有して、)
参考文献
通信教育の教育学部のスクーリングで面白かった授業ベスト10
クリエイティブ・ラーニング創造社会の学びと教育
ICT教育の知見を共有するwiki
/LICT
鶴見俊輔の『思い出袋』の、 川上弘美について書いてある部分を思い出した。
もう手放した本なので手元にないからネットのメモより引用
「「よそごとではない、自分自身のこと」として本を読むようになると、ありのままの感想が幼稚だろうと素朴だろうと…」https://t.co/0dTeVHbplC
— まつど (@matsudotsuyoshi) 2019年5月15日
川上 未映子だったかが、世界の色々な問題を考える時に、あたかも自分のことのように考えてしまうみたいなことを言っていたけれども、自分の場合は、真面目に向き合うことのできる問題は(時間的に有限なので)ごく一部のことだけかなとTwitterを眺めてて思う。
— まつど (@matsudotsuyoshi) 2018年6月3日
ブックガイド現代を解きほぐす教育思想
学習支援AIの話を読むと、思い出すのは、アニメPSYCHO-PASS サイコパスのシュビラシステム。
他者とのつながりが自我の基盤だった時代など、とうの昔に終わっている。誰もがシステムに見守られ、システムの規範に沿って生きる世界には、人の輪なんて必要ない。みんな小さな独房の中で自分だけの安らぎに飼い慣らされているだけだ - アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」槙島聖護
— 未来歴史学:テクノロジーBot (@futurehislabBot) 2019年7月3日
「スゴ本」の中の人が「読書猿」に聞く ―― 問題解決としての『知』とは?
http://hatenanews.com/articles/2019/04/13/180000
「問題解決の場」としての図書館――スゴ本&読書猿対談 続篇
http://hatenanews.com/articles/2019/05/06/100000
九鬼 周造『「いき」の構造 他二篇 』(岩波文庫)
料理の四面体
確かにこういう単身者にも対応してるレシピサイトがあるので、『料理の四面体』は必要ないのかもしれない。
はらぺこグリズリーの料理ブログhttps://t.co/3vmU452PDD
白ごはん.comhttps://t.co/s0rbDEs5er
力尽きたときのための簡単レシピhttps://t.co/OUF3cAUF5u
— まつど (@matsudotsuyoshi) 2017年12月7日
例えば『モノグラフ 幾何学 発見的研究法』を読んで、定理の拡張という概念に親しめば『料理の四面体』玉村豊男のように料理も概念の拡張として捉えられるようになるな。後者だけを読んでもその意義が実感として沸かないんじゃないか。
調味料の数え上げ的な組み合わせであらゆるレシピに変換できるみたいな話があって、料理の概念をシンプルに表現することにその一冊で実現できてる名著だと思いますけど。
・レシピの工夫本を整理するとだいたい以下の4つになる。料理の四面体はこれらを網羅してる
・手順の合理性を言語化、視覚化しようという方向(フローチャートや料理の化学、時短レシピ)。
・材料の比を覚えようという方向。
・組み合せを工夫しようという方向。
・調理器具を工夫しようという方向。
— まつど (@matsudotsuyoshi) 2017年12月7日
料理の四面体みたいな本って結構あったような気がする(例えば↓みたいな本)。カレーとかマリネとかドレッシングとかそういう料理の比率本もあるし、これらを整理して、レシピの類似度と工夫とおいしさとの対応を考えることはできないか
野﨑洋光が考える 美味しい法則
割合で覚える和の基本
— まつど (@matsudotsuyoshi) 2017年8月26日
2011.02.09 サラダからはじめよ/新入生のための一人飯ハック
https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-484.html
サラダの果て、はじまりの料理/新入生のための一人飯ハック
https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-582.html
ローレンス・レッシグ『CODE インターネットの合法・違法・プライバシー』翔泳社
ネットの設計(規制をするべきか)みたいな議論の載った本で有名なのはローレンス・レッシグ『CODE インターネットの合法・違法・プライバシー』ですよね。稲葉先生のブックガイドで紹介されていたので前に読んだ。
「新自由主義」の妖怪 稲葉振一郎 全20回
https://www.akishobo.com/akichi/inaba/v1
リーディングリスト 稲葉振一郎
http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/readings2001.htm
細谷 功 『具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ』
日本数理社会学会(監修) 土場 学(編集) 佐藤 嘉倫(編集) 数土 直紀(編集) 小林 盾(編集) 渡辺 勉(編集) 三隅 一人(編集)『社会を“モデル”でみる―数理社会学への招待』
脳内メーカー - うそこメーカー
http://maker.usoko.net/nounai/
https://gyazo.com/22a38f9a95719deb1b7aca09ed53bfd1
やることを先延ばしにして本気になれない人に「人生の締切」を可視化して行動を起こさせるツール「your life」
https://gigazine.net/news/20160709-your-life/
養老 孟司『唯脳論』 (ちくま学芸文庫)
心 理 学 の 基 本 文 献
http://web.flet.keio.ac.jp/~bibiken/mita-tetsu/pdf/09.pdf
中国人の部屋
戸田山 和久『哲学入門』 (ちくま新書)
佐藤文隆(著) 松下泰雄(著)『波のしくみ 「こと」を見る物理学』 (ブルーバックス)
俺ら東京さ行ぐだ 吉幾三
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=31804
飯田良明(著) 松下慶太(著) 河井延晃(著) 天笠邦一(著) 浅岡隆裕(著) 飯田良明(編集) 松下慶太(編集)
『ネット社会の諸相』
そろそろ共働き夫婦の家族アニメができないものか
https://anond.hatelabo.jp/20150730223650
心理的安全性と、Veinの紹介 Psychological safety and introduction of Vein
https://www.slideshare.net/TokorotenNakayama/veinpsychological-safety-and-introduction-of-vein