HAR-FLで想定されるシナリオ
#2025/6/3 #inbox #研究計画書
from 話したことをまとめる
HAR-FLについて
目的
音による見守りシステムの構築
労働量を削減し,人手不足の改善に貢献
特に介護や医療
夜の巡回
容態の急変など,異常にリアルタイムに対応
これが問題になっているかは要サーベイ
備え付けのバイタル系の装置で分かりそうなものだが...
主に転倒などのイベントを検知
要検討?
比較的安価に実現し,見守りシステムの普及を推進
音である理由
プライバシー保護: 音響データ、特に音声データは会話内容や声の特徴など機密性が高く、中央集権的な収集にはプライバシー上の強い懸念が伴います。FLは生データをデバイス外に送信せず、モデル更新情報のみを共有するため、このプライバシー課題に対応する効果的な手段です。
非侵襲性: 利用者がセンサーを装着する必要がなく、日常生活への影響を最小限に抑えられます。これは、特に高齢者ケアなど、利用者の負担を減らしたいAAL(環境支援型生活)の文脈で重視されます。
情報量: 活動、安全、健康状態に関する豊富な文脈情報を提供し、特定の緊急事態の検知に有用です。
音利用について
HARシステムは、音が発生する時間的な文脈や、その特定の利用者の「正常」なパターンの学習に基づいて音を解釈する必要があります。FLは、グローバルモデルで一般的な音響シグネチャを学習しつつ、各デバイスでローカルに適応することで、個人化された正確な異常検出を可能にします
前処理を考える必要がある
より良いモデル構築のため,どのようなデータの特徴を捉える必要があるか,そのためにどのような前処理が適切か考える
ノイズなども考慮する??
cf. HAR-FLでどのような前処理が必要か?
プライバシー性の高いタスクを出来るだけリスクを抑えて実行
Federated Learning, FLによってプライバシーリスクを低減
必要ならさらに施策を打つ
パラメータを細工
エンドツーエンドな通信
cf. HAR-FLの課題, 音によるHAR-FLのプライバシー強化
個々のクライアントに適応した検知を実現
パーソナライズ
空間などの環境に適応
場所
病院や老人ホームなどの施設
各部屋に集音器含むIoTデバイスを設置
クライアント数はおよそ30~100(なんとなくの値)
手法
FLを使用
音によるHARで異常検知
環境音から音響イベントを検出
どのような行動をしているか判断
行動認識を実行
異常をリアルタイムに検知
転倒
異様な咳き込み
窓ガラスの割れる音
苦痛に満ちた声
など
懸念
対応したいイベントの整理とデータ収集が必要
オープンデータがあればそれの活用
cf. 介護用HAR-FLに必要なデータは何か
多様なイベントの対応を考える
バランスよく学習する必要がある
確率論的に学習すれば,少しずつ分布がずれて望ましい結果になると思われる
最終的に全体を区別できるいい感じのモデルになる
対応したいイベントを考える
イベントに応じたデータで学習
いい感じのデータを選ぶ
クラスタリングなどでデータを分析
目的に必要そうなデータを選択
少量のデータでモデルを構築
フューショット
モデルを使って良さそうなデータを選別
繰り返して良さそうなデータを集める
ラベルなし学習とラベルあり学習のどちらが望ましいか
パーソナライズは可能か
ユーザごとの行動の傾向などに適応していると,その環境にいるユーザが変わった時が大変そう
せっかくFLを使うなら,そういった特徴も活かしたいが...
実環境での学習をどうするか
緊急イベントは滅多に発生しない
データの偏りが生じる
検出精度に不安
事前学習済みモデルを使用とか?
他
プライバシーリスク: 生データの機密性や、共有されるモデル更新からの情報漏洩(勾配漏洩)。音響特徴の選択によってもリスクが変動します。
ノイズと異質性: 実世界の家庭環境は音響的に複雑で、背景ノイズや異なる家庭間の音響特性の異質性が課題となります。
データ不足と不均衡: 実世界の緊急イベントデータは希少であり、データセットが不均衡になりがちです。質の高いアノテーションを付与することも難しいです。
モデルの汎化性能とドメインシフト: ある環境で訓練されたモデルが別の環境で性能が低下する「ドメインシフト」が発生する可能性があります。
計算・通信リソース: オンデバイスでの特徴抽出や訓練、モデル更新の通信にリソースが必要であり、特に低電力デバイスや低帯域幅ネットワークでは課題となり得ます。
ユーザー受容性: カメラやマイクロフォンへの抵抗感、特にプライバシー意識の高い文化圏(例:日本)で顕著です。
倫理的考慮: 公平性、説明責任、透明性、システムの安全性(見逃し・誤報の防止)などが重要です。
既存の見守りシステム
新規性
リアルタイム性
緊急性のある音響イベントの検知と異常検知
FLであること??
HAR-FLの先行研究との比較が必要
音によるHAR-FLの新規性をNotebookLMと考える
将来性
説明性の向上