手描きコマアニメーションの作成
課題
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課題 コマアニメーションの作成
アニメーションの基本中の基本であるコマアニメーション(frame-by-frame animation)の制作手法を習得する。
腕試し程度であり、チュートリアルに沿って作成、もしくはオリジナル作品でも可能。
GIFデータにすることも考えて1~数秒程度の長さ
下記URLのチュートリアルを利用して、Photoshopでのコマアニメーション作成方法を習得する。
14.1MBの背景映像データのダウンロードが必要
背景を利用せずに作成してもよい
カスタムブラシ(megapack)は358MBあるので通常のブラシでよい
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演習メモ - 2023
(10/17)
ワークエリアを必要に応じて変更
ビデオグループの機能(今回は基本的に削除するが、コマとしてレイヤーを使いたい場合は利用する)
Photoshopでビデオデータを開いたときレイヤーのグループ(例:ビデオグループ1)が作成される場合がある。このグループ内で画像レイヤーやビデオレイヤーを追加した場合は、時系列で配置される。チュートリアルのようにタイムライン上で別々のトラックとしたい場合はグループを削除してから画像レイヤーやビデオレイヤーを追加する必要がある。
初期設定のフレームレート=12fpsが速い場合は、8fps(10/17の設定、任意)や4fps程度に下げてもよい。
GIFデータにすることも考えて1~数秒程度の長さ(ワークエリア)
Photoshopのブラシサイズと硬さのショートカット
Mac
ブラシサイズ:Control+optionと左ドラック左右
ブラシ硬さ:Control+optionと左ドラック上下
Win
ブラシサイズ:Altと左ドラック左右
ブラシ硬さ:Altと左ドラック上下
(10/24予定)
Photoshop保存方法、保存形式
静止画レイヤーとビデオレイヤー(時間軸を持つ)の違いを理解する
ブラシオプション
滑らかさ(=手ブレ補正) 描画が遅れる
流量
オニオンスキン
「乗算」が見にくければ「通常」や「スクリーン」に変更
前のフレームや後ろのフレーム数の変更
作成後からフレームレートを変更するとコマが飛ぶので、最初からどの程度のフレームレートが良いかはテストしてから決めておく
PremiereやAfter Effects等を利用して、後からフレームレートを変更することはできる
書き出しのサイズはFull HD(1920x1080)ではデータ容量が大きい場合は1280x720に変更(任意)
Photoshopは長尺のコマアニメーションには向かない
ロトスコープ手法で制作してもよい(通常はPhotoshopよりはAfter Effects等で制作することが多い)
映像データを開く
YouTube映像や既存映像を利用してもよい(課題制作としてのみ、外部公開は不可)
もしくは、別ファイルとして映像データを開いた後、レイヤーの複製先を指定することで統合できる
スマホで撮影したものをトレースして作成
ロトスコープデモとしては、ネットの写真画像を3コマ程度なぞるだけ
調整レイヤーの色相・彩度を追加して色味を変化させても面白い
YouTube Studio(自分の動画)のオーディオライブラリの音楽を合わせてみてもよい ※あくまで実験程度
背景を利用しない場合
新規ビデオフォーマット(1080pや720p)で作成
タイムラインを表示して「ビデオタイムラインを作成」
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提出
提出用ScrapboxにGIFデータをアップロードする
https://gyazo.com/47749e638e43390999e503c9564c6698
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参考:公式ヘルプ
Adobeの公式ヘルプにPhotoshopでビデオやアニメーションを扱う場合の情報が掲載されている。
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参考:ロトスコープ
動画素材を下絵とすることでロトスコープ(wiki)も簡単に行うことができる。 下記アーティストのようにロトスコープを専門とするアーティストもいる。
奥下和彦
Gonzalo Cordero de Ciria
Artrage Gonzalo氏が利用しているアナログの感覚に近いドローイングアプリケーション https://www.youtube.com/watch?v=MMDInhQTy4s&list=PLzNP0DnKwEZnMbO7J3kwQCl3C6g9g0EDN
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参考:ビデオレイヤーではなく、通常のレイヤーを1フレームにして制作する方法
今回の教材中では、一定の長さを持つビデオレイヤーのフレーム毎にブラシツールで描いていたが、この方法ではあとから個別のフレームの長さを変更することができない。手描きアニメーションでは絵毎にフレーム数を変化させることも多いため、ビデオレイヤーではなく、通常のレイヤーを1フレームとして描いていくほうが作品表現を生み出しやすいこともある(下図)。この方法は絵の数=レイヤー数となる。
https://gyazo.com/6dee3ce7df33d22f1471a64b83221b2a
上記タイムラインを作成したPhotoshopデータ
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Photoshop以外の手描きアニメーション方法
旧来のアナログではなく、アプリケーションによって手描きのコマアニメーションを作成する方法としては、以下のようなツールを用いて作成することも可能。特に手描きによる作成では、iPad等のタブレット端末やペン型デバイスを併用して行うことが最も効率的である。
以下の映像ではiPadのアニメーションアプリBEST 5の紹介。
https://www.youtube.com/watch?v=NSEz3dbWzfM
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(メモ)
M1 Macの注意点 続報)23.4.1からM1 Macのビデオ機能に対応した?らしい
M1 MacのPhotoshopはそのままではmp4データを読み込むことができない。Rosettaエミュレーションモードを利用してPhotoshopを起動する。以下はIllustratorの方法だが、Photoshopも同様。
Rosetta2のインストール
通常はx86アプリをインストールする際に「〜を開くには、Rosettaをインストールする必要があります。今すぐインストールしますか?」が表示されインストールすることができる。
ターミナルから以下を入力してインストールすることもできる
softwareupdate --install-rosetta または sudo softwareupdate --install-rosetta
WindowsのZIPファイルの解凍方法
MacではZIPファイルをダブルクリックするだけで解凍されるが、WindowsではZIPファイルをダブルクリックしても中身を確認するだけなので、必ず右クリックしてメニューから「すべて展開」を選択して解凍する。7zipをインストールしておけば解凍作業が若干楽。