文法:接辞関係:格分離
格分離とは、名詞 N が格 I をとる(N-I の形)とき、I を N から分離し形式名詞 ras に接続する文法をいう。この ras-I を分離格という¹、分離格は前方に飛翔する場合と後方に飛翔する場合があるが、これらをそれぞれ「分離格の前綴り」「分離格の後綴り」と呼ぶ²。
格分離は以下のような文法において行われる:
連格修飾:文法:接辞関係:連格修飾 を参照
絶対格以外に相当する名詞を主語に持ってきて受動文を作る場合:文法:受動文の用法 を参照
tas 不定詞内における先行詞の格の明示:文法:品詞関係:副詞類(従属詞) ー 不定詞/副文☆§不定詞 を参照
脚注
1:分離した○格を「分離○格」という(例:分離生格、分離具格)。
2:ドイツ語の「分離動詞の前綴り」と類似する呼称である。
コメント
分離する対象、格だけでなく他の文法範疇にも一般化しても良さそう(複合○○のように) Haruka.icon
(八神先生の↓のツイを見て思った)
https://twitter.com/kotonoha_yakata/status/1488069467200389122?t=ZbGkCeWAjcIEgYfUGejCqA&s=19
adet hsoso --xirdim.icon