何を考えているのか考える
きっかんの仕事の大部分は説明することなのだが、自分の頭の中にあるものを他人に伝えるには、他人がどういう考え方をしているのかを知る必要がある 他人の考え方や価値観を完全に「理解する」ことはできない
歩み寄ることが大事なので、極論理解できなくてもよい
また、エミュレートであることは自覚する
何が求められていて、どんなアプローチで説明すればいいかは、相手と状況によって異なる
ボードゲームのルール説明で例えると
ゲームを通してロールプレイをしたい人には、ルールも説明するけど、世界観を手厚く説明すると良いかも
ゲームの中に潜むトリックやテクニックを発見したい人には、ルール以外のゲームのことにはいったん触れず、当人に「気づかせる」のが良いかも
気づきよりも真剣勝負がしたい人には、ルールを説明するだけでなく、知識の水準を揃えるために、手の内を明かしたり、広く知られているセオリーも教えてしまって良いかも
つまり、説明には目的が付随して、目的を果たすための最適化を考える余地がある
余計なことを書くべきではない、とする主義も、わかりますが……
異なる人間の環境が同じであることはまずあり得ないので、それぞれのシチュエーションに最適な説明の方法がある、と心得ている
コミュニケーションが好きでやっていると、コミュニケーションに使える武器が手に入る