「読みやすく書け」というのは実践的なガイドにならない
@sugimoto_kei: 僕は「読みやすさ」を軽視しているわけじゃない。ただ、絵を「美しく描け」といわれても美しく描けないように、「読みやすく書け」というのは実践的なガイドにならない。で、代わりに、ディテールに関する諸々のお作法を持ち出す。これでは真の読みやすさから遠ざかるばかり。 @sugimoto_kei: 僕にとっての読みやすさって、このクラス群は何しようとしているのかな。あ、これか。その仕事をこういう具合に分割しているのね。だからこのメソッドはこのクラスに属している。なるほろ、なるほろ、って感じでひも解けること。でも、何か単純な基準に従ってこんなコードを書けるかと言うと無理だ。 @sugimoto_kei: 書いている本人が、自分が書いているコードの存在意義を理解し、自分の考えで分割し、かつ、その際の思考を読者(まずは一年後の自分)に理解してもらおうと考えて初めて書ける。 基準に従うのが初歩で、こうしたことは高度、なのではない。守破離ではない。入り口からして違うんだ。
@sugimoto_kei: 小さくても一編の完結した物語や詩を書く。そのときに、文章作法の知識は前提じゃないんだ。文章作法の本は、もっと大きな物語を書くようになってから、参考程度に、徐々に読めばいい。 リファクタリングで一番大変なのは、混じりあっている複数の概念を分離することだと思う。コードをきれいに直すとか大したことない(ウチのコードはそんなに汚くないからかもしれないけれど)。 これを自信もってやるためにはドメインに肩まで浸かる必要があってそこに時間かかるんだよな。コード直すのは作業。概念の整理に一番手がかかってる