『人間の条件』
英語タイトル:The Human Condition
これが初出(1958年)
ドイツ語タイトル:Vita activa oder vom tätigen Leben
どちらも直訳は「活動的生活」
〝人間の条件〟というよりかは、
Human Conditionや人間の被制約性について書かれている
条件といえば、まあ条件なのだけど…
1973年の最初の邦訳出版当時は、日本語の条件はどんなニュアンスを帯びて日本社会で使われていたのだろう?
「行為(活動)がいちばん大事なんだ!」みたいな解説を見かけますが 読んだ限りそのような印象は受けませんでしたterang.icon
大事であるとは書いている気がしますが、そこまで持ち上げている感じがしません
労働はちょっとサゲてたような気がしなくもないけれど、それはマルクスの一部をおそらく批判してのこと アーレント的には、(モッブはいるのだとしても)すべての他者は世人ではない その意味で行為(他者との対話)は大切
『人間の条件』は、日本語訳が3つ出ています。
英語版からの訳書。
ドイツ語版からの訳書。