三足烏
(さんそくう、さんぞくう)は東アジア地域の神話や絵画などに見られる伝説の生き物である。この烏は太陽に棲んでいると信じられ、太陽の象徴であった。最も古い考古学的遺品は紀元前5000年前の中国揚子江下流域にさかのぼる。~中国神話に登場する烏で、太陽に棲むとされ(ただし他の神話もある)、太陽を象徴する。~太陽にいるのは烏ではなく金鶏(きんけい)であるとの神話もある。別の神話では、太陽は火烏の背に乗って天空を移動する。ただしこれに対し、竜が駆る車に乗っているという神話もある。 ~高句麗(紀元前1世紀~6世紀)では火烏とも言われた。古墳壁画にも3本足の烏三足烏が描かれている。月に棲むとされた亀と対比された。~日本では八咫烏(ヤタガラス)と呼ばれ、古事記の神武東征において神武天皇を導く役割をしている。 八咫烏は三本足が定説だが、原文には一切そのような記述はない