村上春樹風の装飾を追加
新型コロナウイルスの感染拡大で、学校の臨時休校をはじめとして、不要不急の外出を避けるよう政府や自治体からも要請が出ており、基本的には休日も家で過ごしている。さすがに家に居るからといって家事ばかりしていても疲れるし、逆にだらだらとすごしても意外に疲れる。ほどよく退屈せずにできることはないだろうかと思ったときに、タイピング読書のことを思い出した。あれなら寝転がらずに手を動かしつつ本の中身を楽しむことができる。
さっそく家の本棚——といっても猫の額ほどだが——を眺めて、内容が重たすぎず、途中でやめやすい短編集を選び出した。それが村上春樹氏のエッセイ集『村上朝日堂の逆襲』である。
読んだことがある方はわかると思うが、氏のエッセイは文体が軽妙でスラスラと読みやすい。本人が「文章はリズムがいちばん大事」と云うのもよくわかる。そのリズムを形作っているものが、文章の中にしばしば登場するダッシュ(——)、三点リーダー(……)、傍点といった記号たち。タイピング読書をしているうちに、これらの記号も含めて再現したくなった。——と……はMac/iOSのユーザー辞書に「ダッシュ」という読みで登録。傍点はScrapboxのスタイルシートで実現。
どうあがいても村上春樹のような文章は書けないけれど、タイピング読書で行う「完コピ」、とても楽しいです。
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