2021年9月中旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。
今期はグレード7にてプレイしていました。
目次 → 2021年グレードフェス所感まとめ
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ルール
判定期間:2021/09/10 ~ 09/21
流行
1位:Vocal
2位:Visual
3位:Dance
審査員影響力:231(グレ7)
審査員興味値:3000000(グレ7)
所感
今期の更新で、ストレイライトのLanding Point編シナリオが追加されました。実装楽曲の数も増えてきて、LPでの特化育成も行いやすくなった印象があります。併催のLPガシャについても、ストレイの限定SSRはほぼ全てがどの編成に対しても強いので引き得なのが嬉しいですね。
今期のイベントは「オータム・メイプル・ボックス」でした。報酬はpSR「【夏、イエー】桑山千雪」です。
また、今期は限定復刻ガシャとして、「期間限定復刻 宵編みの明かり 真乃・灯織スタンプガシャ」と「期間限定復刻 SUMMER NIGHT MIRAGE 摩美々・めぐるスタンプガシャ」が開催されました。
前者は「【深染め、いろみぐさ】櫻木真乃」と「【星掬い藍仰ぐ】風野灯織」、後者は「【パープル・ミラージュ】田中摩美々」と「【サンシャインシエスタ!】八宮めぐる」がピックアップ対象です。
pSSRの方は両者とも現在の環境では少々力不足感が否めないところですが、サポートの2枚はWING周回でかなり有用な性能をしているので、歌姫周回やプロデューサーズカップを走る人は引いても良いかもしれません。
今期併催のガシャは、「蜜の味をアナタに 咲耶・にちかガシャ」でした。
新pSSR「【渦と淵】白瀬咲耶」
https://gyazo.com/2a1bf8a19e6a91f952a20a4974f198a4
新規実装のpSSR「【渦と淵】白瀬咲耶」は、VoDa2極性能のカードです。
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Vo3倍アピール(興味無視)
興味0.6倍(1T)
リンク:Vo3倍アピール(興味無視)
3凸:Da4.5倍アピール(興味無視)
興味0.3倍(1T)
リンク:Da3倍アピール(興味無視)
プロデュースアイドルへの実装が長らく行われなかった、「【夜夜中ワンダーラスト】田中摩美々」の4凸ライブスキルと同様の追加効果を持つ興味DOWN札です。当該sSSRは、かなり初期のカードでありながら優秀すぎるパッシブ・ライブスキルを持つために現在でも使われる編成があるくらいに強いカードです。そんなスキルが弱いわけがないんですね。
無凸スキルについては興味DOWNの倍率もそこまで大きくなく、Voのスキルとしては競合するpSSRに「【海と太陽のプロメッサ】白瀬咲耶」が居るためあまりVo特化としての採用は考えづらいところです。
しかし、4凸ライブスキルは夜夜中の上位互換スキルと考えて差し支えない性能なので、非常に有用です。倍率も4.5倍と高めなので、火力源としても使えるのが嬉しいですね。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
30(1凸) VoDa30%UP 最大メンタル3000以上 20% 2
40(2凸金) VoDa75%UP 最大メンタル3000以上メンタル49以下 30% 3
50(2凸) Vo40%UP 3T以降 20% 2
新しい発動条件として、最大メンタル3000以上という条件で実装されました。2凸パッシブに至っては複合条件としてメンタル49%以下の条件も組み合わさっています。
複合条件の厳しさもあり、2凸パッシブのVoDa75%UPは恒常pSSRとしてはなかなかの良性能だと思います。ただ、Da極編成ではメンタル49%以下条件に「【きまぐれのめぐみ】田中摩美々」のDa100%UPパッシブなど強力なものが複数あるため、そちらの発動を阻害してしまう可能性もあることは注意点ですね。
思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:VoDa50%UP(5T)
リンク:Da3倍アピール
バフ → 追撃の恒常らしい性能です。Da極編成であれば、「【琴・禽・空・華】幽谷霧子」や「【NOT≠EQUAL】三峰結華」をセンターに置いた方が良いので、咲耶はセンター採用よりも脇差しの役割の方が強くなりそうです。
運用方法としては、先述の通り「【海と太陽のプロメッサ】白瀬咲耶」を差し置いての採用は難しいので、Vo極ではプロメッサ未所持などの事情がない限りは編成に入らないと思います。3凸スキルの火力も含め、Da極編成での採用が理想ですね。
Da極では先述の空華霧子やNE結華が編成の軸となるので、CeとDa担当以外の配置ならどこでも良さそうです。咲耶であれば「【数・数・娘・娘】幽谷霧子」や「【きまぐれのめぐみ】田中摩美々」のパッシブを両方採用できるので、Le担当での登用もありえますね。
(kinzokuseitarai.iconは引けました)
新sSSR「【間違いそうだ】七草にちか」
https://gyazo.com/f5089f26914e4feb6574bed74c76e7b6
新規実装のsSSR「【間違いそうだ】七草にちか」は、Vi特化性能のカードです。
各育成シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 ダンス
GRAD Da
LP 表現力
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.10)
ビジュアルマスタリーVi (Lv.12)
約束リカバー (Lv.2)
おやすみブースト (Lv.3)
ビジュアルマスタリー体力 (Lv.7)
ユニットマスタリーVi上限 (Lv.5)
ビジュマスViと体力がなかなかの高レベルなのが強いですね。体力の方は回復に振れるので、ビジュアルレッスンに居るときに一緒に行動したいところです。
ユニマスVi上限は美琴のプロデュース時は確定で発動するのと、「【A】緋田美琴」と組み合わせることで、そちらのビジュマス・ユニマスの発動も狙えます。A美琴は高レベルのビジュマスSPとビジュマスVi上限、ユニマス体力を所持しているので、誰の育成においてもシナジーがありますね。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
20 Vi15%UP にちか編成時 5% 1
40(1凸) Vi30%UP Vi担当 20% 1
30 Vi20%UP 観客3以上 20% 1
40(2凸金) Vi60%UP + メンタル5%回復 3ユニット以上編成時 20% 1
40 Vi30%UP 4T以前 10% 2
50(コミュ) 思い出ゲージ10%UP 観客2以下 10% 1
2凸パッシブに回復が付いているため、実質的にアルストを編成に組み込む想定での実装ですね。ただし、3ユニット以上編成しないと発動しないパッシブであるため、シーズ + アルスト編成にもう1ユニット加えないと使用できないことは注意点です。
4凸ライブスキルは、Vi最大3.8倍アピール(メンタルが多いほど効果UP) + Vi10%UP(5T) + Vi10%UP(3T) です。
性能的にはアルストとストレイのハイブリッドなスキルとなります。最近の実装カードである「【秋の実りの配達係】芹沢あさひ」が持つVi100%UPの2凸パッシブの発動条件「ViUPが5個以上」を満たすために使いやすいスキルとなっています。このスキルを活用する場合、「【ONSTAGE?】黛冬優子」や「【ピトス・エルピス】樋口円香」などのライブスキルを駆使すると良いでしょう。
Viシーズ編成として「【ヴぇりべりいかシたサマー】七草にちか」をセンターに置く場合、にちかの固有パッシブにアルスト・ストレイ・ノクチルの編成を前提とした発動条件のものが多いため、その発動を狙うような編成を意識すると良いと思います。
(kinzokuseitarai.iconは引けませんでした)
イベントpSR「【夏、イエー】桑山千雪」
https://gyazo.com/d4321b1610018224147b17071d5b6d08
新規実装のイベントpSR「【夏、イエー】桑山千雪」は、VoDa2極性能のカードです。
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Da2倍アピール
メンタル10%回復 + 注目度15%DOWN(2T)
リンク:Da1.5倍アピール
4凸:Vo2.5倍アピール
メンタル10%回復 + 注目度25%DOWN(2T)
リンク:Vo1.5倍アピール
アルストのアピール系ライブスキルに回復と注目度DOWNが同時についているものはこのカードが初出です。似た性能としては、「【見つけたい、だけど……】大崎甘奈」や「【ワンモア・フラワリング】桑山千雪」、「【お日様染めのマリーナ】大崎甜花」が回復 + 注目度DOWNの追加効果を持っていますが、これらのカードはメイン効果が高倍率バフ付与のみであるため、アピールできるものではありませんでした。pSSRのカードでは同じ追加効果のスキルは無かったと思うので、今後これに近い性能のpSSRが実装される可能性はありえますね。
2凸パッシブスキルは、Vo24%UP(3T以前, 40%, 1回) です。
こちらはいつもの報酬SRの性能ですね。特筆なしです。
思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:メンタル15%回復
リンク:Vo1.5倍アピール
無リンクで追撃がないので周回でもちょっと使いづらいですね。
グレフェス
今期はグレ7で300万フラットの通常ルールでした。
グレ7の対面編成は相変わらずVo極が多く、ViとDa極はほぼ同数くらいといった印象です。千雪センターの編成は特定の人以外DaViどちらを使っているのか分からないのも相変わらずですね。
ここ最近の通常ルールでは2T締めNE編成で残留を狙うのが常套手段となってきているので、NE編成使用者は自分がフェスマ出せたらVoアンティーカ編成を出して他のNEの邪魔をする人が何人かいるみたいですね。だいたいのVoストレイの脇差しにプロメッサがいるのも相まって、Vo審査員にアピールを通すのが難しかったり、そのくせ興味無視でアピール入れられるのでVoのTAを取られることが多かったいつものパターンです。
今期のkinzokuseitarai.iconは、Vo極のみのマッチングの時はいつものノクチル型Voアルストを使用し、それ以外はイルミネ型Daアルストでフェスマ狙いを行う感じでやってました。Viアルストはストレイ型を育成中なんですが、なかなか納得のいく出来にならなくて実戦投入を遅らせてますね……。
現在のグレ7は対面のVo極が3編成以下になることが珍しいため、Vo審査員が3ターン目まで生き残るパターンがあまりありません。となるとこちらもVo極編成でPL狙いをするのが手堅いんですが、いかんせんVoアルストは全体アピールを持っていないので、出張枠に全体札を採用するか思い出アピールでなんとか稼ぐしかなく、立ち回りがめちゃくちゃ難しいです。特に通常ルールのように興味値が低いルールの時は、Voの取り合いをやってる間に他の審査員にかまけてるヒマがないので、全体アピールを持っていないのは致命的な弱点なんですよね。毎回言ってますが全体札持ちの限定甜花待ってます。
結果
今期はノクチル型Voアルストで2がっちり完全掌握で終了です。
https://gyazo.com/3f040b645eefa86074ea8b741379b126
正直、通常ルールが一番難しいし、取れる戦略の幅が狭すぎて厳しすぎますね。今期もPLすら取れなかったので、大人しくグレ6で出直してきます。
グレフェスTOP100
1位: 183,165pt
100位: 169,212pt
編成詳細は以下リンク
https://cttr.jp/2021/09/21/post-28259
判定期間終了直前のTOP100 @_scbot
センターの評価ランクがB以下の編成は全てNE編成です。8割くらいが該当してそうですね。
それ以外だとVoストレイ、Daイルミネ編成が健闘していて、少数派の編成だとDaアルスト、Viアルスト、Daストレイ、Voノクチル、Daシーズあたりが入っています。
66位(アッシマーさん)のDaシーズはすごいですね。ちょっと前にもにちかセンターでランクインされたことのある方でしたが、その時はDa担当が「【NOT≠EQUAL】三峰結華」だったために「NE編成ではないか?」というあらぬ疑いをかけられていたらしいという情報は入っています。対して今回はDa担当が美琴ということで、疑いようもなくシーズの2人を軸とした立ち回りでランクインしている感じですね。素晴らしい。
92位(いちはやさん)のDaアルストは、先日実装の「【バス・タイムの気分で】大崎甜花」をセンターに置いた編成です。恒常pSSRなのに限定の「【好きなものはなんですか?】大崎甜花」を差し置いての採用となりますが、これについては2021年8月下旬期グレードフェス所感にて記載があるように、kinzokuseitarai.iconもセンター採用について一考の価値ありとしていました。強力な全体火力札を持つ「【ハッピー・アイ・スクリーム】桑山千雪」をDa担当に置けることや、興味値の低い通常ルールなのでそこまで思い出アピールの倍率にこだわらなくても良い環境なども考えて、バスタイムをセンターに配置するのはかなり理にかなっているように思います。恒常pSSRを4凸まで持っていく勇気も含め、個人的に今期一番注目した編成でした。
まとめ
今期は勝ち筋の薄い環境に負けてしまいました。次期イベントで強化週間が来るので、ここで編成の更新を進めたいところです。
余談ですが、2周年を期にシャニマスに誘った友人のあさひPがいるんですが、ここ最近のViストレイの供給をキッカケにしてグレフェス編成の育成方法について色々と指導を行っていた結果、初めてグレ6に到達することができたと報告がありました。
自分の指導によってきちんと育成を詰めて結果が残せたことも嬉しいですし、来期この方とマッチングするのも楽しみです。
Twitter等で編成や育成についての相談などもお答えできると思うので、お話聞きたい方はどうぞよろしくお願いします。
https://twitter.com/kinzokuseitarai