2021年9月上旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。 今期はグレード7にてプレイしていました。
ルール
判定期間:2021/08/31 ~ 09/10
流行
1位:Visual
2位:Vocal
3位:Dance
審査員影響力:174(グレ7)
特殊ルール
審査員が満足するのに必要な興味値がいつもより多い
3900000(グレ7)
Visual審査員が満足するのに必要な興味値が他の審査員より多い
4800000(グレ7)
審査員がアイドル全員にリアクションを行う
Visual審査員がアイドルにリアクション回避率UPの効果を付与する
リアクション回避率10%UP(3T)
所感
今期はノクチルのシナリオイベント「さざなみはいつも凡庸な音がする」が開催されました。明確にノクチルの ”成長” をテーマにしたシナリオとなっていましたが、成長を否定する内容ではないものの、やはり素の4人の良さを引き出したいという、シャニPや作中の登場人物の気持ちを強く感じるシナリオだったように思います。お仕事がもらえるようになったけれどもまだ歩みの途中、といった感じが続きますね。 また、07/20以降にシャニマスを始めた新人さん限定で、「初心者限定 スタートダッシュガシャ」が開催されるようになりました。これは、有償石3500個で合計26連のユニットピックアップガシャを引くことができ、1枚が選択ユニットのSSR確定、もう1枚が選択ユニットの限定SSR確定となっているガシャとなります。 新規向けに限定SSRが確定で出る有償ガシャの施策は良いですね。kinzokuseitarai.iconはローンチ勢なので蚊帳の外ですが、やはり限定カードの入手機会に乏しいのが新人の壁ともなっているので、安い投資で何かしら1枚引けるのは定着率を上げる要素にもなりそうです。
選択するユニットは基本的に推しているユニットで良いですが、そういうのがなくてどのユニット引けばいいか分からないけどグレフェスちょっと頑張ってみたい、とかのモチベーションがあれば、とりあえずストレイライトをオススメします。プロデュースとサポートのどちらも一線級の強さを誇る限定カードが揃っているので。 今期併催のガシャは、「期間限定 PINK SALT 円香・あさひスタンプガシャPlus」でした。
https://gyazo.com/5157b09ac4ed799cdc109bebf1fb433b
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:全体Vi2.5倍アピール
リアクション回避率10%UP(4T) + 3ターンの間回避時80%UP(3T)(2回)
リンク(小糸):Vi50%UP(4T) + 注目度20%UP(1T)
4凸:全体Vi4倍アピール
リアクション回避率10%UP(4T) + 3ターンの間回避時80%UP(3T)(3回)
リンク(透・雛菜):Vi50%UP(4T) + 注目度20%UP(1T)
追加効果は「【ギンコ・ビローバ】樋口円香」に似ていますが、ギンコとの違いはリアクション回避率UPの倍率と継続ターン数ですね。ギンコの方は回避30%UPする代わりに1ターンしかもちません。 対して今回のピトスは、10%まで落ちているものの4ターンの継続効果があり、後述のパッシブスキルとの相性も見直されていように感じます。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
40(1凸) Vi30%UP + リアクション回避率30%UP 2T以前 35% 2
40(2凸金) リアクション回避率70%UP + 注目度20%UP 3T以降 50% 2
50(4凸金) Vi100%UP リアクション回避率UP2個以上付与時 30% 3
1凸、2凸パッシブが少々有用性に欠ける性能のような感じがします。回避率が高めのパッシブなので、回避時バフの発動が安定するメリットはありますが、正直火力に直接繋がるViUPのパッシブが欲しいところだと思います。(ただ、kinzokuseitarai.iconは純正ノクチル編成を使っていないので、Viノクチル使用者目線だと有用性は高めなのかもしれません) 4凸パッシブは最近連続で実装されている、難易度高めの条件で100%UPするものになっています。ピトスの自札と他のライブスキルの回避付与(「【♡LOG】市川雛菜」など)によって最速2ターンで条件が満たせるので、Viノクチル編成においては発動させやすいパッシブかと思います。 思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:Vi1倍アピール + Vi50%UP(ダメージを受けるまで)
リンク:Vi3倍アピール
追撃&バフ付与 → 追撃の複合効果となっています。
同時に発動しているパッシブやバフの倍率にもよりますが、基本的には先行実装の2枚よりも今回のピトスの方が思い出アピールの合計火力が高く、センターとして適正があると見て良いと思います。
ただし、これは思い出性能にのみ焦点を当てた場合の話であって、編成全体の総合力を加味するとその限りではありません。
Viノクチルの運用方法については、最近のグレフェスは特殊ルールが多く環境が期によって大きく変わるので一概には言えませんが、4ターン締めを想定する場合、4人ユニットのノクチルはセンターの札を切る余裕がありません。今回のピトスほど優秀なライブスキルを持っている場合、思い出性能を多少妥協してでもピトスをVi担当で起用したい気持ちが強いと思います。 というより、つづく透やピトスの回避時バフが上手く起動できたパターンでは、4T環境だと超過火力になるので追撃倍率3倍も4倍もあまり変わらないんですよね。なので、Viノクチルの3枚の限定pSSRのうち、札切りによるアドバンテージが最も低い「【おみくじ結びますか】福丸小糸」をセンターに起用する編成が現状で一番無駄の少ない編成だと思われます。実際に今期のグレフェスTOP層の中にはそういったコンセプトで組まれている方が複数いました。 (kinzokuseitarai.iconは引けました)
https://gyazo.com/b700117bc48cbc897574b8e115d67755
各育成シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 ダンス
GRAD Da
LP 安定感 + 表現力
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.10)
ユニットマスタリーSP (Lv.6)
約束リカバー (Lv.2)
おやすみブースト (Lv.1)
ビジュアルマスタリーSP (Lv.12)
ビジュアルマスタリー体力 (Lv.6)
2種類のマスタリーSPを持ち、ビジュマス体力でビジュアルレッスンにて回復もできるVi特化の人権とも言える性能です。3人ユニットのサポートのわりにユニマスSPのレベルが低く、必ずしもストレイ染めの編成で運用しなくても良いような性能となっています。 パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
40(1凸) Vi50%UP ViUP付与時 10% 3
40(2凸) Vi100%UP ViUP5個以上付与時 20% 2
50(コミュ) Vi30%UP あさひ編成時 20% 2
1凸パッシブは条件もゆるく非常に使いやすいので、どのユニットを使うにしても採用価値のあるものですね。
4凸ライブスキルは 後攻Vi3.5倍アピール + VoDaVi10%UP(5T) + 興味1.5倍(2T) です。
「【モーニング・グロウリー?】西城樹里」の4凸札のような後攻興味UP札に、全色バフが付いてきます。興味UPの倍率はグロウリーほどではありませんが、凹みやすい審査員に対して締めターンの直前に打って思い出アピールでの決定打を確実にものにするタイプの札になります。 運用方法としては、Viストレイの育成だけでなく、他のVi特化編成でもかなり高い採用価値があります。パッシブやサポートスキルの使い勝手の良さもありますが、一番の理由はGRADでのDaひらめきのVi特化限定サポートであることですね。 これまでVi特化のDaひらめきのカードは「【プレゼントなら両手いっぱい】三峰結華」が最有力カードだったのですが、ビジュマスSPが弱めでユニマスSPを発動させるために他のアンティーカのサポートも組み込まなければ真価を発揮できない感じのカードでした。「【闇鍋上等】田中摩美々」なんかは恒常の割にスキルが強力で外せないカードではあったんですけども。 アンティーカ染めの育成編成であればプレ峰で良いのですが、他ユニットとの混合編成だと相対的に効力が落ちてしまうのもあって、新しいVi特化Daひらめきのカードが待望だったところもあるんですよね。 kinzokuseitarai.iconは今回の配達係あさひを組み込んでViアルスト編成を再育成している途中ですが、編成サポートとしては、 あたりを組み込んで試行錯誤しています。
ビジュアルレッスンへの滞在率によって大きく育成の出来が変わってくる編成なので、「【ウォーム・スノウ】桑山千雪」などアルストのユニマスを採用しない育成は非常に難しいです。グレフェス上位の編成では上手くやれている人も確認できているので、まだ試行回数やExスキルが足りていないだけだと思いますが、編成更新が完了するまでにはもう少し時間がかかりそうです。 (kinzokuseitarai.iconは引きました)
https://gyazo.com/4a846704071ccaf930bf50117ffa84b5
各育成シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 ダンス
GRAD Me
LP 安定感
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.5)
ダンスマスタリーSP (Lv.8)
約束リカバー (Lv.3)
おやすみブースト (Lv.1)
体力サポート (Lv.4)
イベント産とはいえ、ダンマスSPはとても優秀です。Daノクチルとしての起用は現時点では現実的ではありませんが、普通にDaのサポートが足りてない人には良いカードだと思います。 2凸パッシブスキルは Da35%UP(4T以前, 30%, 1回) です。いつもの配布sSSRの性能ですね。
4凸ライブスキルは Da2.8倍アピール + Da30%UP(ダメージを受けるまで) です。バフの倍率も持続条件も厳しいので、4凸札は他の安定するスキルを選択すべきでしょう。
グレフェス
確定被弾ルールなのでアルスト編成はメンタル維持が難しく、かといって回避付与による被弾の不安定化でアンティーカの背水編成も難しい、といったバランスとなっていました。この2ユニットはコンセプトがルールと噛み合っていなかったのでいつもより立ち回りが難しかったように思います。 前期ルールがフェスイベによる長期戦だったため、Voアンティーカ編成が数多く残留していた関係で、審査員興味値はそこそこの数値の割に序盤から遅延マッチが多かったように思います。そこから、時間が経過するごとにVoノクチルやVoストレイの割合が増えていった印象です。 最近の環境解説でいつも書いているように、Vo極編成とのマッチ率は相変わらず高いままです。また、次点でDa極編成もそこそこにマッチする感じで、千雪アイコンは名前を覚えてないとDaViどちらか分からないといういつもの雰囲気ですね。
今期実装の配達係あさひのおかげで、Viストレイの運用がかなり現実的になったのもあって、あさひアイコンはほぼ確実にVi極として判定できるようになったかと思います。(いままで一部の人がCeあさひのVoストレイで潜っていたので) 今期のkinzokuseitarai.iconは、アルストに不利な確定被弾ルールをどう対処すべきか非常に悩んだ期になりました。序盤はDaアルストをメインに据えつつ、対面の緩さによってはViアルストも投じながら、Vo極ミラーマッチでVoアルストを使っていくいつもの感じで潜っていました。 渾身札で構成されているDaとViのアルストは確定被弾でめちゃくちゃ火力を落とされますね。完全掌握が全く取れないわけではなかったのですが、PLやフェスマを狙う余裕がない感じが強かったです。 対して、Vo極ミラーマッチで投入するVoアルストは、渾身札が「【サマーハニー・シーズン】桑山千雪」しかないので、こういったルールの時は逆に安定するんですよね。さらに、kinzokuseitarai.iconが組んでいるVoアルストは出張枠にノクチルを採用しているので、回避率UP付与で起動するパッシブがいくつかあり、いつも以上に火力が出しやすかったように思います。 ただまあ、Voアルストはユニット札に全体アピールがないので、ミラーマッチ以外だと他の特化編成にトップを取られがちで、出せる対面編成が限られてるのが難しいところです。気が早いですが、Voアルストがもう一段強くなるためにも7周目限定甜花には期待したいですね。 結果
https://gyazo.com/d06f6f7544c110c4b4476fe72e1f843a
https://gyazo.com/4bf0a7df5a42030b8f83fd1209eb21af
1回だけ「【ギンコ・ビローバ】樋口円香」の4凸札を打って回避時バフを盛り、火力強化を行いました。やはり確定被弾ルールにおけるアルストは、渾身札が少ないVo極が一番安定しますね。ユニット札に全体アピールがなく立ち回りが非常に難しいので、あまりオススメできる編成ではないんですが、kinzokuseitarai.iconの所感記事ではかなり成果を出している編成なので強いと思われてもおかしくないですね。めっちゃ難しいですよ。 https://gyazo.com/1c3f5df1d256d9f1144ef112e991cd9a
最終順位は63位。報酬がグレフェスコインになってから初めてのTOP100入りです。端数が出るぜ。
グレフェスTOP100
1位: 179,749pt
100位: 164,390pt
編成詳細は以下リンク
今期は長期戦となるほどターンが伸びる環境ではありませんでしたが、前期の名残で序盤からVoアンティーカと複数マッチするパターンがそれなりにあったため、TOP100にもそこそこの人数のVoアンティーカがいます。その他で目立つのはやはりVoストレイで、Voノクチルも特殊ルールと合っていたので成果を残しています。Vo放クラも複数人ランクインしていますし、Daイルミネもそこそこの数入っている印象です。 数は少ないながらもVoDaVi3色それぞれのアルスト編成が入っていたり、ストレイはVo以外にもDaとViの編成でランク入りしている方がいます。少しVo寄りですが環境としては適度にバラけていて見た目上は全ユニット戦える良い環境のように思えますね。 今期この中でも特に注目なのが、小糸センターのViノクチル編成が複数人いることです。18位(しきさん)、27位(はいしさん)、57位(シャドーさん)が、ピトス円香をVi担当に組み込んだCe小糸のViノクチルで入っていますね。特殊ルールとしては一番噛み合う編成であるとはいえ、育成コストなども考えると実戦投入して成果を出せているのが3人いるのはすごいです。 kinzokuseitarai.iconも、早く配達係あさひを組み込んだViアルスト編成を作って実戦投入したいですね。 まとめ
アルスト不利なルールでしたが、ギミックを有効に扱える出張枠採用を駆使して上手いこと上位で残留することができました。 次期はまたもや通常ルールですが、編成の更新を試みながら気長にやっていこうと思います。